北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

宝立小中 ふるさと珠洲科発表会 

2015-02-11 | 教育
小中一貫校としてスタートした宝立小中学校の目玉の一つである「ふるさと珠洲科」の学習発表会を参観。
今回で3回目だが、私ははじめて見させてもらう。



各学年ごとにテーマがあり7年生は「自然と人」、8年生は「珠洲のよさと諸問題」、9年生は「珠洲の未来への提言」となっている。

学年のテーマに沿って、1人ずつ自分の調査テーマを決める。
発表は、その調査の動機、調査方法の説明、そして問題点や解決策を明らかにし、最後に具体的な提言でまとめる。



8年生のテーマはこんな感じ。
珠洲の魅力を掘り下げ積極的にアピールしていこうとする意気込みが伝わる。
なかなか興味をそそるタイトルだ。



9年生はさらに進んで市政を中心に行政全般への具体的な政策提言。
隣の席からは市会議員よりも勉強してるんじゃないのとの声。



8、9年生は全員パワーポイントでプレゼンしていく。
その技術もさることながら、1人ひとりが堂々と自分の意見を語る姿はなかなか頼もしい。
ネットや本で調べるだけでなく、アンケートやインタビューなどを通して自らデータや生の声を集めてきた自信の現われか。

特に9年生はこれまで積み重ねてきた学習の集大成、大げさかもしれないが卒論の発表のような雰囲気だ。
保護者や地域の方、子どもたちの調査やインタビューに協力した人たちも発表を見守っている。

もちろん個々の発表をみれば、なかなかの力作もあれば掘り下げの浅いものもある。
ただ、全体を通して言えるのは、自分たちの工夫やアイデア、努力によって珠洲はまだまだやれるはず、もっともっと伸びるはずとみんなが感じていること。
地域に対して諦めではなく希望を感じていることがなによりうれしい。







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