ブログ仙岩

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16日の排水で東電またも台風対策後手に

2013-09-18 08:32:19 | 日記
今朝6時半からのラジオビジネス展望で、慶応義塾大学金子勝教授は東電の排水の処理などで、責任を国とお互いになすりあいしていると指摘した。

排水総量1130トン、885万ベクレルのβ線ストロンチウム90を含む放射性が、台風による地上タンクに設けたせきから排水した。せきの中の水はストロンチウム90は1リットルあたり30ベクレルより下回っていたから、タンクから漏えいしたものでないと判断して排水したという。
このストロンチウムSr90は骨のカルシウムと置換して人体の骨をダメにする。また、β線ルビジウムRbは488億年で半減しストロンチウムになるから、放射性物質を総合的に検査してOKのサイインが出て排水しなければいけない。

日本辺境論の内田樹式思考では、幕末の日本は世界標準へ、しかし、明治末から世界標準を追い抜くことで、模倣でなく卓越した能力が要求された。残念ながら日本は第二次大戦で失敗した。
原発事故も米国スリーマイル島事故やソ連チルノブイリ事故の処理を模倣してある程度まで進み今日に至っている。が、台風による被害は初めての経験で出当たりばったりの処理では今度の排水になり県漁連から文句も出る。卓越した思考での対応が課題だ。