ブログ仙岩

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帰還へ飯館の苦渋の決断

2013-09-22 07:51:48 | 日記
昨日は早期帰還のため、0.23μSv/hの緩和策の産総研フェロー中西準子の除染費の試算を述べた。
しかし、飯館菅野村長は「住居と農地同時除染では終了が何年先になるかわからない」として、宅地除染優先を決断した。

飯館は帰還困難区域の長泥行政区を持つ村で、1,800世帯の内65%が農業、除染して帰還しても、農業なしでは生計が成り立たないから除染は農地も同時並行でという村民の声は無視できない。

26年度まで除染終了するには1年半しかなく高齢者の健康が第一と苦渋の決断。環境省は落葉樹は線量が低いからと防風林の伐採は常緑樹だけと。除染作業を短縮するため、冬に防風林の伐採除染、春から宅地除染に集中すれば期間が短縮できるからの提案が環境省に受け入れられた。

環境省が仮置き場を山林から平地に変更した説明がうまくできず、結果的に除染が遅れた。
また、環境省は仮置き場の確保が優先課題として、確保を前進させたいが、現場を知らずに話を進めることに疑問視する菅野村長は現場熟知の村民の提案を除染のカバーにしてほしいと。