第9回声楽アンサンブルコンテスト全国大会は本選の最終日21日、福島市音楽堂で行われ、郡山五中が一位、日大東北高が二位、コーラル・アウローラが三位、4位に安積黎明高、5位に福島東高と、上位5団体を福島県勢が占めたのは初めてで、合唱王国ふくしまの実力を示した。
大会は18日中学校部門、19日高校部門、20日が一般部門で、39都道府県の全国からと、インドネシア、フィリピンからと120団体が3部門にエントリーした。福島県は中学校8団体、高校が9団体、一般4団体の中から、8団体が本選に臨んでの入賞であった。
郡山五中(写真)はラインベルガー作曲「悲しみの聖母」を繊細な旋律磨いた表現力を発揮し情景を思い浮かべるものであった。
また、二位の日大東北高は指揮なしで、レストリーナ作曲「救い主のうるわしき母」など三曲を、三位のコーラル・アウローラは安積黎明の卒業生で作った団体で、バッハ作曲のマタイ受難曲「コラール」などを披露した。
4位の安積黎明高は混声で重厚な響きのハーモニーから、ハイドン作曲「アニュス・デイ」など、5位の福島東高はシュッツ作曲「音楽の葬送」などを、洋と和の感情を込めての表現でした。
最後には、いわき市出身バリトン歌手大沼さんがシューベルト作曲「魔王」などを披露して、表彰式では大会のテーマ曲「夜明けから日暮なで」を合唱してのものと福島民報で伝えていた