1月8日(火) 関東流に云うと、松の内を過ぎたことになる今朝。暇な日々で曜日の感覚も失せてしまった・・・。暇にあかせて飯つくりしかすることがない。
昨日はお寺(北寺)に住職を訪ねて、亡母の新盆と一周忌のスケジュール決めてきた。新盆は7月14日、一周期は8月24日ということにした。親の弔いと法事は長男の努め、こればかりは生きている以上やり続けるしかない。何時までやれるかは分らぬが!。
昨夜は妹夫妻と姪夫妻を交えて「軍鶏鍋」の夕食であった。暇なものだから早くから準備をしたが、土佐風の鍋にはニンニク葉を使う。ネギも使うが、ニンニクの葉が重要である。大根と蒟蒻も入れるが、大根は入河内大根という紫がかった太い大根を使った。従姉に蕪をもらったので、ひき肉詰め煮を作った。
入河内というのは地名で、此処で取れる特産大根で身が締まり崩れない大根。亡父の育った地域である。その大根を、姪の旦那が先日持ってきたのだ。
軍鶏は、骨が多くて太い。闘鶏用なので丈夫な体型をしている。この骨に付いた肉をかぶりついて食すのが軍鶏鍋の醍醐味であり、旨いのだ。京都で死ぬ前の竜馬も、こうして喰うつもりで軍鶏を小僧に買いに行かせたのかも?。
現代の竜馬ならぬ老馬は、何もなさぬままに此処まで永らえて軍鶏を喰うのであった。
閑話休題・・・。11月の半ばに吊るした干し柿が粗完成に近づいた。しまい込めば粉吹きになるであろう。畑の渋柿は大きいのが全滅、小さな柿が少し残っていたのを干し柿にしたのだ。
未だあんぽ柿のような状態の干し柿は、愛宕柿と云うやつだが、これはネットで取り寄せた愛媛県産。12月の初旬に干したが、家の柿の三倍くらいもある大きさ。昨夜、姪が食べたいというので皆で試食したが、それぞれの味があってよかった。来年は、と云うより今年なるか、100個ぐらい作る気になった。
田舎での暇で優雅なる日々も今日まで。明日の午後には帰京する。そして東京で、貧乏にして暇な日々が始まるのであろう・・・。