1/31(木)朝から小雨が降っていた。夕暮れまで降っていたようだが、日暮れ前から台所で飯づくりに勤しみ止んだのを知ったのは、TUGAWAさんと二人の夕食を終えてから外に出た時、星空が見えたのだ。雨あがりの美しい星空だった。
朝方は寒く、池の金魚も動きを見せなかった。山里に落ちる雨はしっとりとして、朝方の静寂を破ることもなく池面に落ちていた。
雨なのでTUGAWAさんの猪猟の同行も明日になった。二人、別々の部屋にて一日を過ごす。
早めに夕食の準備に入る。今日の夕食は「野菜の天ぷら」がメイン。フキノトウが町の店先にあり、昨日買ってきた。これと茄子・インゲン・ジャガイモ、手羽元も揚げた次第。
「肉じゃが」「鶏手羽元のトマト煮」を作り、昨日からの残りのおかずもテーブルに広げた。そして猪鍋の汁を使ってウドンを煮込む。
会社での過ぎし日のあれこれや、若くして亡くなったスタッフの黒田君のこと、ひと月たりとて安心することがなかった日々のこと。全ては過去のことであるが、そんなとりとめもないことを二人で話しながらの食事とお酒。雨の宵に相応しい時間であった。
今夜も過食気味であった。暇なので作ること、食べることしかないのだ。明日は、TUGAWAさんの山での失敗や苦労談が摘みになろう。笑い話で済む程度での帰還を願う・・・。
明日の朝は、山に入る二人のオムオムスビを用意することになっている。鮭と梅干である!。なんという、我が小市民的な平穏であろうか・・・。