自宅の庭にハグロトンボがいました。
ハグロトンボの幼虫は、平地や丘陵地の水生植物のはえたゆるい流れに生息しています。羽化後の若いトンボは、薄暗いところを好み、水域から離れて生活するそうです。ハグロトンボの発生しそうな環境は近くにないので、相当離れた場所で発生したのではないかと思います。
ハグロトンボは、かっては富山県内でもふつうに見られました。しかし、「1970年頃から個体数が激減し、1980年頃にはほとんど見られなくな」り、「1990年頃から再び多くの発生地が確認されるようになった」そうです(『砺波市版レッドデータブック』)。
《ハグロトンボ 2011/07/26》