生垣のレッドロビン(セイヨウベニカナメモチ)の新梢に、メタリックな青緑色に輝く小さな蜂が数頭飛んできていました。一度見てみたかったイラガセイボウです。イラガセイボウは、イラガの繭に卵を産み付ける寄生蜂です。
レッドロビンにはアオイラガの幼虫がついていたので、きっとこれを狙ってきているのではと幼虫にピントを合わせてしばらく待っていましたが、イラガセイボウはやってきませんでした。考えてみれば、イラガの繭に産卵するので、幼虫(アオイラガはイラガとは別種ですが…)には興味がないのでしょう。レッドロビンの新梢は甘い樹液を出すようで、スズメバチやハナムグリの仲間などもやってきています。
なお、イラガセイボウの同定については、富山県昆虫同好会Nさんにアドバイスしていただきました。
《イラガセイボウ 2012/07/20》