トチノキの幹で、スミナガシが樹液を吸っていました。この公園でスミナガシを見たのは、これが初めてです。スミナガシの幼虫の食樹は、アワブキやミヤマハハソ(ともにアワブキ科の樹木)などですが、この公園内には見当たらず、アワブキなどが生育している可能性がある樹林はここから少なくとも3キロメートル以上は離れています。
スミナガシの♂は、「8月下旬~9月中旬にかけて、…、ときに市街地にも発見されることがあるので、この時期には明らかに発生地から移動すると考えられ…静岡市ではすくなくとも10㎞の移動をしていることは確実」のようです(『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ)』)。
《トチノキの樹液を吸うスミナガシ 2017/09/11》
※ 営農サポートセンターの公園部分は、スズメバチの巣が見つかったとして、9月4日には園内への立ち入りが禁止、その日の夜に業者に依頼して巣を駆除するという話でした。翌日以降も、「スズメバチがまだ飛んでいる」という理由で、芝生広場周辺など一部を除いて立ち入りが禁止され続けています。(早く園内を開放して欲しい。注意喚起にとどめ、後は自己責任で…。)
《スズメバチが飛んでいるという理由で入園が禁止され続けている 2017/09/08》