10月2日以来久しぶりに、太郎丸公園に選んであるイラガ繭の10本の調査木を見て歩きました。最初の木で繭を作り始めている(ように思える)ヒロヘリアオイラガの終齢幼虫が見つかり、数本あとのケヤキの幹にはヒロヘリアオイラガの新しい繭が2個着いていました。2日から8日の間に繭化したのだと思います。上の方の繭は灰色の糸でほとんど覆われ目立ちませんが、下の方の繭は覆い隠す糸が少なく茶褐色の繭の表面がよく見えています。
ヒロヘリアオイラガは、成虫が4-6月と8-9月の2回出現するようですが(ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/ヒロヘリアオイラガ』2017/10/19)、今年調べている限り、ここでは5月下旬からこれまで、新しい繭が見つかったのは今回が初めてです。
《繭を作り始めている(ように思える)ヒロヘリアオイラガの終齢幼虫 2018/10/18》
《ケヤキの幹で繭化したばかりのヒロヘリアオイラガ 2017/10/18》
《ケヤキの幹で繭化したばかりのヒロヘリアオイラガ 2017/10/18》