いつもの散歩道のアスファルトの上に、小さな蛾の死体が落ちていました。前翅の先端が細く曲がっているカギバガの仲間で、斑紋の特徴からウコンカギバではないかと思います(ただし、ヒメウコンカギバと非常に似ているので、正確な同定は解剖をする必要があるようです)。
ウコンカギバの幼虫はアラカシ、コナラやスダジイなどブナ科植物の葉を食べます。珍奇な形状のイモムシで、淡褐色~褐色、背部に4対の先がカールした長い肉質突起を生やし、尾端などにも太い肉質突起があります(『イモムシハンドブック③など』参照)。一度見てみたい幼虫です。
《ウコンカギバ 2017/10/17》
《ウコンカギバ 2017/10/17》