お盆を過ぎて、猿倉山の雑木林で鳴き声が目立つのは、ツクツクボウシとミンミンゼミです。それでも、なかなか姿は見つかりません。
キャンプ場そばのサクラの木あたりでミンミンゼミの大きな鳴き声がするので、静かに近づいて探してみると、逆光の幹で腹部をリズミカルに動かしながら鳴いているミンミンゼミを見つけました。コケなどの生えた幹では、その姿が背景に溶け込んで目立ちません。
誕生、羽化、吸汁、交尾などと同じように、〈鳴いている〉状態を端的に示すことのできる熟語を探してみましたが、見つかりません。「発音」とされているものがありましたが、ちょっと違う感じです。
《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》
《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》
《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》
《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》
※ 今年は、セミの〈交尾〉と〈産卵〉を重点的に観察しようと、ニイニイゼミの鳴き始めのころから注意して見ていますが、残念ながら未だ観察できていません(もっとも、これまでにアブラゼミの交尾を二度見ただけなのですが…)。