富山市の南部(旧大山町)、富山国際大学のキャンパスなどが点在する東黒牧台地に、下刈りされた小さな雑木林が道路沿いにあります。歩きやすいので、ときどき歩きにきます。
この雑木林のあちこちに、50cmくらいのカラスザンショウの実生が生えていました。見つけるたびに「モンキアゲハの幼虫はいないか?」と探すと、3~4頭の終齢幼虫が見つかりました。
モンキアゲハとクロアゲハの終齢幼虫はともにカラスザンショウの葉を食べ、とてもよく似ていますが、「中央部の斜帯は斑模様のある紫褐色で、背部で途切れる」「第7節背面の斑紋は消えることがある」ことから、モンキアゲハの終齢幼虫としました。(『イモムシ ハンドブック』参照)
《カラスザンショウの主脈(?)にとまっていたモンキアゲハ終齢幼虫 2022/11/03》
《カラスザンショウの主脈(?)にとまっていたモンキアゲハ終齢幼虫 2022/11/03》
《モンキアゲハ終齢幼虫(刺激して臭角を出させた) 2022/11/03》
林床には、ホオノキなどの今秋に落ちた枯葉が積もっていました。
《ホオノキなどの落ち葉 2022/11/03》
《裸木になったホオノキ 2022/11/03》