公園の樹木の幹や枝に、今年の夏に作られたヒロヘリアオイラガの繭が見られるようになりました。昨年より以前に羽化した繭は、風雨にさらされ繭がむき出しになっているので簡単に見つかりますが、今夏の繭は目立たないよう、ちょっとした幹の窪みなどに巧みに作られています。既に羽化した繭が多いようですが、まだ羽化せず中に蛹が入っている繭もあります。
同じイラガ科のイラガの繭と比べると、ヒロヘリアオイラガの繭は、
① 羽化するまでは繭が目立たない(繭本体をむきだしにせず、糸で隠すようにしている)
② 繭の殻が固くない
③ 集団で繭になっていることが多い
④ 繭の形が扁平で幹などへの接着面が大きい
などの違いがあるように思います。
《今年の夏に作られたヒロヘリアオイラガの繭(既に羽化している) 2013/08/26》
《今年の夏に作られたヒロヘリアオイラガの繭 2013/08/26》
《ヒロヘリアオイアラガの繭の中の蛹(繭の一部を取り除いたもの) 2013/08/26》
《昨年以前に羽化したヒロヘリアオイラガの繭 2013/08/26》