神通川左岸の河川敷に設けられた歩行者用のアスファルト道路を歩いていると、路上に何かが踏みつぶされ干からびていました。トカゲのような形ですが、腹部の脇に赤と黒の模様が少し見え、裏返すとその模様がよく見えました。アカハライモリだと思います。
ここは神通川の高水敷(増水時に冠水する平坦な土地)で、水量が多く流れの急な神通川本流以外に近くに水気はまったくないところなので、ここでアカハライモリを見かけたことは意外でした(人為的に持ち込まれたものでないとすれば)。
アカハライモリは「水田、池、川の淀みなど流れのない淡水中に生息」し、「成体は繁殖期以外も水中で生活することが多」く、「冬は水路の落ち葉の下や水辺近くの石の下などで冬眠」します。また、「幼体は、森林内などで小さな昆虫や陸棲貝類、ミミズなどの土壌動物を捕食して3-5年かけて成長し、成熟すると再び水域に戻ってくる」ようです。( ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アカハライモリ』2018/11/21参照)
したがって、このアカハライモリが「どこから」「どこで」「何をしに」やってきたかは、よくわかりません。よくわからないこと、知らないことがあるから、面白いのでしょう…。
水域から離れたところで越冬中のアカハライモリなどについては、これまでにもこのブログなどで紹介しています。
「2013/04/06 イモリ(越冬)(富山市[大沢野町]寺家)」https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/f89e58c7425f80fb40d586ca489e6c3e
「2013/05/09 イモリ(朝日社叢/氷見市小境)」 https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/fb6b14800bf37569d13b663c36672494
《河川敷の歩道で干からびて死んでいたアカハライモリ 2018/11/02》
《河川敷の歩道で干からびて死んでいたアカハライモリ(裏返したもの) 2018/11/02》
※ 11月16日から29日まで富山市ガラス美術館で開かれている『星野富弘花の詩画展』を見てきました。「富弘美術館」に行って原画を見たいとまで思っていただけに、70点の原画には感動しました。昨年から今年にかけてひどく落ち込んだとき、星野富弘さんの詩画集を何度も読んで励まされました。
《富山市ガラス美術館で開かれている『星野富弘花の詩画展(富山)』のパンフレット 2018/11/20》
《富山市ガラス美術館で開かれている『星野富弘花の詩画展(富山)』 2018/11/20》
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