上高地からの帰路、平湯でマイカーに乗り換え、ついでに「平湯の森」の日帰り温泉に入ってきました。私自身は「烏の行水」、先に温泉から出て妻の出てくるのを外で待っていました。エゾハルゼミの鳴き声がしきりにしてくるのが気になって、あちこち探しましたがまったく見つかりませんでした。
しかたないので、間近の下草を見て歩いていると、ハリギリの葉の上を広腰亜目(ハバチ亜目)のハチがせわしなく動き回っていました。橙色に黒色の特徴のあるハチだったので、調べればすぐにわかると思ったのですが、力不足、わかりませんでした。
最後の手段で、Nさん(元富山市科学博物館)に写真を送り、教えてもらいました。「モンキハバチ」とのご返事でした。
ウェブサイト『樹木を食べる昆虫、北海道』(2019/06/18)によると、モンキハバチの幼虫はハリギリの葉を食べ、別名ハリギリモンキハバチだそうです。どうりで、このハチはせわしく動き回っていてもハリギリの葉から離れようとしなかったのです。
つくづく思います、「世の中、70歳過ぎても、知らないことだらけ」だと。だから、おもしろい…。
《ハリギリの葉の上を動き回るモンキハバチ 2019/06/14》
《ハリギリの葉の上を動き回るモンキハバチ 2019/06/14》
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