麦畑の周辺でニホンザルの足跡を見たあと、猿倉山へ向かいました(車で数分)。
山麓の芝生広場の最上部に残されたカラスザンショウの幹や枝に、ところどころ白い部分があるのが目に入り、「ニホンザルの食痕」ではないかと直観しました。以前、別の場所でカラスザンショウに数頭のニホンザルが登って樹皮を齧っているところを見ていたからです。
近寄ってみると、やはりニホンザルの食痕で、最近のものでした。ニホンザルは、カラスザンショウの樹皮(形成層)が好きなのでしょうか(美味しい、必要なミネラルが含まれる、登りやすい、など)?
『放飼場内植生にあたえるニホンザル樹皮食の影響』(第21回日本霊長類学会大会ポスター発表)によると、調査対象の放飼場では、14種504本(樹高1.5m以上のみ)のうち、6種(43%)85本(17%)の樹木に樹皮食痕が認められ、樹種によって樹皮の食害を受ける程度が異なることが示されています(カラスザンショウが含まれていたかどうかは不明)。
《ニホンザルの食痕が残るカラスザンショウ 2024/03/11》
《ニホンザルの食痕が残るカラスザンショウ 2024/03/11》
《カラスザンショウ樹皮に残るニホンザルの食痕 2024/03/11》
《カラスザンショウ樹皮に残るニホンザルの食痕 2024/03/11》
《カラスザンショウ樹皮に残るニホンザルの食痕 2024/03/11》
参考までに、以前(2019/03/09)、富山市[大山町]上野で見かけたカラスザンショウの樹皮を齧るニホンザルの写真を載せておきます。
《カラスザンショウ?の樹皮を齧るニホンザル 2019/03/09》
《カラスザンショウ?の樹皮を齧るニホンザル 2019/03/09》
※ 市立図書館から3月16日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)。
1 『灯りに集まる昆虫たち』(海野和男・著)
2 『冬をたのしむ』(海野和男・著)
3 『ものがわかるということ』(養老孟司・著)
4 『生きるとはどういうことか』(養老孟司・著)
5 『歳時記を唄った童謡の謎』(合田道人・著)
6 『カラフルな魔女ー角野英子の物語が生まれる暮らし』
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