林道のそばに根返り古い切株があったので、オサムシでも越冬していないかと、杖替わりに使っている一脚の先で土を崩していると、オサムシは出てこないで青光りする小さなトカゲが出てきました。素早く動き出したので、土の中で越冬していたのかどうかはわかりません。
日本のトカゲは、従来単一の種として扱われてきましたが、分子系統解析などの手法により、本州西部(近畿)から大隅諸島にかけての西日本に分布するニホントカゲ、東日本やロシア極東に分布する姉妹種ヒガシニホントカゲ、伊豆半島から伊豆諸島にかけて分布する近縁のオカダトカゲの3種に分けられるようになったようです。ただし、これら3種は相互に外見では見分けがつかないようです。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ニホントカゲ』2019/04/19参照)
そうすると、富山県のトカゲはヒガシニホントカゲということになりますが、どうでしょうか。「種(species)」とはいったい何なんでしょうか?ニホントカゲとヒガシニホントカゲが出会うと、どうなるのでしょうか?
幼体は、尾が青く、体色が黒や暗褐色で、5本の明色の縦縞が入ります(同上参照)。
《トカゲの幼体が潜んでいた土 2019/04/16》
《土の中に潜んでいたトカゲの幼体 2019/04/16》
《土の中に潜んでいたトカゲの幼体(尾が青い) 2019/04/16》
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