やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ナシイラガ(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-06-16 06:07:04 | 昆虫類

公園のトイレの壁に、イラガの仲間がとまっていました。

頭部から胸部にかけての黄褐色のモフモフの毛と前翅の形容しがたい深い灰(褐)色が目立つナシイラガです。

こういう蛾を見ると、(基本的に蛾は苦手なのですが、)蝶に比べると蛾の方がいろいろな意味で奥行の深いムシだとつくづく思います。


《トイレの壁にとまっていたナシイラガ 2022/06/13》


《トイレの壁にとまっていたナシイラガ 2022/06/13》


《トイレの壁にとまっていたナシイラガ 2022/06/13》

《トイレの壁にとまっていたナシイラガ 2022/06/13》

ナシイラガといえば、以前、頼成の森で防護柵の上にとまっている幼虫を見たことがありました。


《頼成の森で防護柵の上にとまっていたナシイラガの幼虫 2010/09/15》

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ゲンジボタル(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-06-15 03:42:50 | 昆虫類

公園のトイレの壁に、胸が赤く上翅の黒い1~2㎝の甲虫が1匹とまっていました。近寄ってよく見ると、意外にもホタルでした。しかもゲンジボタルです。

私のゲンジボタルの印象が、学生時代に見た由良川源流の流れの上を群れ飛ぶものだったので、ゲンジボタルはそのような所に生息するものだと思っていましたが、『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』を見ると「林縁を流れる細流付近で見られ」とあります。そういえば、ここも小さな谷間で、細長く小さな水田(跡)の縁には渇水期には枯れそうな小さな流れもあります。ゲンジボタルの発生時期に夜に来たことがないので、気づかなかったのです。

ほんとうは夜にも野外に出かけたいのですが、「不審者と思われるから」「事故があったら」「クマが出るから」などという家族の反対で自重しています。今おもしろく読んでいる『怪虫ざんまいー昆虫学者は今日も挙動不審ー」ではないのですが、生きものの姿を探すと「挙動不審」になるのです。実のところ、公園のトイレなどにもできるだけ近寄らないよう言われています。


《トイレの壁にとまっていたゲンジボタル 2022/06/13》


《トイレの壁にとまっていたゲンジボタル 2022/06/13》

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カギバトモエ(富山市石屋)

2022-06-14 04:42:41 | 昆虫類

いつものコースを2時間ほど、生きものの姿を追いながらポタリング。北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルの壁に、少し大きめで灰褐色の地味な(ある意味ではシックな)蛾がとまっていました。トンネルの中は風が強いので、バランスをとるためなのかときどき翅を開閉しています。翅の裏側は派手なオレンジ色で、トモエガの仲間です。翅などがきれいなので、羽化したばかりなのかも知れません。

撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』のトモエガの仲間あたりの写真と較べていくと、カキバトモエでした。オスグロトモエとも感じが似ていますが、カキバトモエは前翅頂から後翅内縁に至る横線が明瞭なのだそうです。

カキバトモエ(柿翅巴?)という名前ですが、カギバトモエ(鉤翅巴?)とつい間違えてしまいます。『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』にも、【旧名,別名,害虫名,同定ミスなど】 として「カギバトモエ」があげられていました。

ちなみに、以前(2020/06/09)のブログで「カギバ」トモエとしていたので、「カキバ」トモエと訂正しておきました。


《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》


《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》


《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》


《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》

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アオクチブトカメムシ(幼虫)(立山山麓家族旅行村/富山市[大山町]本宮)

2022-06-13 05:55:47 | 昆虫類

前回(2022/05/28)訪ねたとき、トイレでオオミズアオなどを見つけたので、「柳の下の…」を期待して朝早く立山山麓家族旅行村に出かけました。車で1時間ほどです。(ここはオニグルミの木が多いので、ひょっとして今回はあのムラサキシャチホコが見られるのではと期待していました。)

ところが、目指したトイレの入り口には虫影はゼロ。中も真っ暗です。せっかく朝早く出かけてきたのにガッカリです(まあ、70年余の人生、ほとんどはこんなことの繰り返しでしたが…)。時間もたっぷりあるので、気をとりなおして朝の林の中の園路を林縁の植物や路上に目配り?しながらゆっくり散歩です。

黄緑色の木の葉の上に大き目の(といっても1~2㎝)虫を見つけ、近寄ってみるとカメムシの幼虫でした。

帰宅して、ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/虫の写真図鑑 Cyber幼虫図鑑/カメムシの幼虫図鑑 カメムシ科(23種類)』で調べると、アオクチブトカメムシの幼虫です。

アオクチブトカメムシは、金緑色に輝く美しいカメムシで、胸部の側角が鋭く尖っています。山地の樹上に生息し、太い口吻でガやチョウの幼虫を捕らえて体液を吸います。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/アオクチブトカメムシ』参照)


《園路脇の葉上にとまっていたアオクチブトカメムシの幼虫 2022/06/10》


《園路脇の葉上にとまっていたアオクチブトカメムシの幼虫 2022/06/10》

なお、アオクチブトカメムシ(らしきもの)の成虫は、以前(2013/08/06)に、富山市営農サポートセンターで見ています。


《アオクチブトカメムシ? 2013/08/06》

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イタチ(足跡)(富山市新名)

2022-06-12 04:25:51 | 哺乳類

いつも犬と散歩する農道のまわりの水田では、今、「中干し」されている田が増えています。

「中干し」された水田の土には、昼間は姿を見かけない動物たちの足跡が残されています。

農道に沿って残されていたのは、イタチと思われる足跡です。


《中干しされた水田に残されたイタチ?の足跡のパターン 2022/06/09》


《中干しされた水田に残されたイタチの足跡 2022/06/09》

※ 市立図書館から6月11日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『怪虫ざんまいー昆虫学者は今日も挙動不審ー』(小松貴・著)
   2 『クモの世界ー糸をあやつる8本脚の狩人ー』(浅間茂・著)
   3 『猫も老人も、役立たずでけっこう』(養老孟司・著)
   4 『千年の読書ー人生を変える本との出会いー』(三砂慶明・著) 
   5 『あっという間』(南伸坊・著)
   6 『ありがとう!ー僕の役者人生を語ろうー』(草刈正雄・著) 
   7 『ちびねこ』(大島弓子・著) 

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ナカキエダシャク(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-06-11 03:41:09 | 昆虫類

刷毛目のような特徴的な模様をもつた黄褐色の蛾が、トイレの壁の高いところにとまっていました。爪先立って、腕を目いっぱい伸ばしても、見上げる角度でどうにか写せるような状態でした。手振れもひどいので、何度か写した写真を確認しましたが、刷毛目のような模様がちらついてピントが合っているのかどうかもよくわかりません。

帰宅後、撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』で絵合わせをしていくと、ナカキエダシャクでした。
同図鑑の解説です。「前翅には褐色の短線が走り特徴的な模様をつくる。前後翅の後角付近は紫色。年2化。5~9月に出現。寄主植物はブナ科、バラ科、ヤナギ科など広食性。」


《トイレの壁にとまっていたナカキエダシャク 2022/06/02》


《トイレの壁にとまっていたナカキエダシャク 2022/06/02》

※ 郊外の耕作地帯を通っていると、まさに麦秋です。あちこちで麦畑が黄褐色に染まり、収穫の時期を迎えています。ウクライナ情勢のせいではないのでしょうが、少し前より麦畑が多くなったような気がします。
  富山県のホームページによると、富山県は全国有数の六条大麦の産地。六条大麦は、押麦など主食用に加工されるそうです。


《収穫期を迎えた麦畑(六条大麦?) 2022/06/04》


《収穫期を迎えた麦畑(六条大麦?) 2022/06/04》

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ヤマトゴキブリ(羽化殻?)(富山市ファミリーパーク/富山市古沢)

2022-06-10 04:01:25 | 昆虫類

ニホンカモシカやシンリンオオカミ舎を過ぎて、「雑木のこみち」に入ると、山道のあちこちに焦げ茶色の抜け殻が落ちていました。ヤマトゴキブリの羽化殻?だと思います。いくつもあったことから、地上で羽化しているのでしょうか?無防備すぎるような気がしますが…。

ヤマトゴキブリの羽化について、次のように説明されているサイトがありました。
「…6月上旬…雑木林の林床で、羽化したばかりの真っ白なゴキブリを見つけた。敵に見つからないよう祈りながら、これからゆっくりとはねを伸ばし、体色を濃くしていく。」(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/生まれたときは貴公子 ヤマトゴキブリ』)

また、『屋外飼育ヤマトゴキブリの生活史観察(抄録)』(「衛生動物32巻(1981)2号」)には、
「屋外条件下で飼育観察…羽化は主に5・6月の2カ月間にみられ, 明らかな2峰性を示した」
との観察結果が示されていました。

やはり、ヤマトゴキブリは、5~6月に林床で羽化するようです。


《雑木林の山道に残されたヤマトゴキブリの羽化殻? 2022/05/20》


《雑木林の山道に残されたヤマトゴキブリの羽化殻? 2022/05/20》


《雑木林の山道に残されたヤマトゴキブリの羽化殻? 2022/05/20》

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ツバメ(営巣)(宮崎海岸/朝日町宮崎)

2022-06-09 06:31:07 | 鳥類

この日は、妻の用事で、新潟県境の朝日町まで運転です。脳梗塞で倒れて以来、7年あまり高速道路で運転していないので、今回も8号線など一般道路利用です。魚津市や黒部市のあたりは8号線も片側2車線に整備されだいぶ様変わりしていました。

妻が1時間ほど用事をしている間の自由時間、宮崎の「ヒスイ海岸」付近を歩いてきました。海岸の防波堤あたりに虫の影はありませんでしたが、宮崎駅前の建物(ヒスイ海岸観光交流拠点施設)の入り口にツバメが巣を作っていました。巣からはみ出しそうに育った巣立ち間際の4羽の雛が親鳥から餌をもらっていました、


《「ヒスイ海岸観光交流拠点施設」入り口のツバメの巣 2022/06/08》


《「ヒスイ海岸観光交流拠点施設」入り口のツバメの巣 2022/06/08》


《巣からはみだしそうに育った4羽のツバメの雛 2022/06/08》


《餌を運んできた親鳥に大きな口を開けて餌をねだるツバメの雛 2022/06/08》


《親鳥から餌をもらうツバメの雛 2022/06/08》

どんよりした曇り空のもと、ヒスイ海岸にはヒスイを探す人影もちらほら。
「ヒスイ海岸は、朝日町の最東に位置する、幅100m・東西約4㎞に渡って広がる砂利浜の海岸です。美しいエメラルドグリーンの自然海岸で、『日本の渚百選』『海水浴場百選』に選ばれています。日本のヒスイ産地は険しい山の中がほとんどですが、海からヒスイが打ち上がり、楽しく安全にヒスイがひろえる世界的にも珍しい環境です。
約6,000年前の縄文時代から愛されるヒスイ。以前は、中国から輸入していたと考えられていたのですが、国内ではじめて古墳時代のまが玉工房跡「浜山玉つくり遺跡」が朝日町で発見され、日本のヒスイ文化を解き明かすスタート地点となり、発掘調査団が、宮崎・境海岸一帯を「ヒスイ海岸」と命名しました。」(「富山県朝日町観光サイトあさひ暮らし旅」より)


《ヒスイ海岸の防波堤から親知らず方向 2022/06/08》

防波堤あたりではあちこちでトベラの花が満開でしたが、富山県内のトベラは氷見地方の沿海部にだけ自生しているようなので(『富山県植物誌』参照)植えられたものだと思います。


《トベラの花 2022/06/08》

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ホシミスジ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-06-08 03:32:52 | 昆虫類

黒っぽくて中ぐらいの大きさの蝶が、滑空してきてサンシュユの葉にとまりました。翅を開いてとまっていますが、少し高い位置なので表側は見えず、裏側が見えるだけです。ミスジチョウの仲間で、後翅裏の付け根に黒点があるホシミスジです。この公園ではときどき見かけます。

1999年発行の『富山県の蝶(Ⅱ)』(富山市科学文化センター収蔵資料目録第12号)には「…本県では記録が大変少なく、局地的に産地がある…」とされていますが、最近はあちこちで見かけており、産地が増えているのかも知れません。

今度は、幼虫や蛹を見てみたいのですが、なかなか見つかりません。


《サンシュユの葉にとまって翅を広げるホシミスジ 2022/06/05》


《サンシュユの葉にとまって翅を広げるホシミスジ 2022/06/05》

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アオダイショウ(死骸)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-06-07 06:06:11 | 爬虫類

この公園は利用者が少なく、虫たちも多いので犬の散歩などによく出かけてきますが、最近、管理がきれいにされるようになって、目立って虫が少なくなってきた気がします。

この日、犬と散歩していると、園路の端の方に重量感のある白っぽく太い紐のようなものが目に入りました。ヘビの大嫌いな妻を制止して近寄ると、腹側を見せたアオダイショウが死んでいました。詳しく見ていませんが人に殺されたのだと思います。それにしても不自然なとぐろの巻き方でした。

結局この日写真に撮った生きものは、アオダイショウの死骸を含めてたった2種類だけでした。


《園路の端の方で死んでいたアオダイショウ 2022/06/05》


《園路の端の方で死んでいたアオダイショウ 2022/06/05》

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イワツバメ(営巣)(富山市新屋)

2022-06-06 04:59:44 | 鳥類

北陸自動車道の下に設けられた狭いトンネルの壁に、イワツバメが巣を作り始めていました。新しい巣で、このトンネルの中に他の巣はありません(集団営巣ではありません)。

時期からすると、一番子が巣作りしているのかも知れません。


《トンネルの壁に巣を作り始めたイワツバメ(上は北陸自動車道) 2022/06/04》


《トンネルの壁に巣を作り始めたイワツバメ 2022/06/04》


《トンネルの壁に巣を作り始めたイワツバメ 2022/06/04》

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ウンモンスズメ(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-06-05 03:13:42 | 昆虫類

公園のトイレの壁に、ウンモンスズメがとまっていました。翅などはだいぶ傷んでいますが、抹茶のような深い色合いのきれいなスズメガです。自然にとまっている状態では見せてくれない後翅は、上翅とはまった違う色彩の桃色です。


《公園のトイレの壁にとまっていたウンモンスズメ 2022/06/02》


《公園のトイレの壁にとまっていたウンモンスズメ 2022/06/02》


《公園のトイレの壁にとまっていたウンモンスズメ 2022/06/02》

※ 市立図書館から6月4日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『ふしぎな昆虫の世界ースゴイ!がいっぱいー』(清水聡司・著)
   2 『雲と出会える図鑑』(武田康男・著)
   3 『自然に生きる力ー24時間の自然を満喫するー』(辰野勇・著)
   4 『妄想美術館』(原田マハ・ヤマザキマリ・著) 
   5 『生涯弁護人ー事件ファイル①ー』(弘中惇一郎・著)
   4 『ライオンのおやつ』(小川糸・著) 
   5 『美術の物語』(エルンスト・H・ゴンブリッチ・著)

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ブドウスズメ♀(産卵)(富山市石屋)

2022-06-04 08:03:19 | 昆虫類

夕方、犬と散歩のついでに北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルをのぞくと、壁に大きな影がとまっていました。近寄って見ると、茶色のスズメガの仲間です。このとき、あいにくカメラを持っていなかったので、出直して写しました。

撮った写真をウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』のスズメガ科の成虫縮小画像と較べていくと、ブドウスズメでした(胸部背面にある尖った山型の紋が特徴)。現場では気づかなかったのですが、蛾の腹端あたりに薄緑色のものが写っています。卵を産み付けていたのです。

翌朝6時ころ確認にいくと、成虫は見当たらず、卵が4個(3個+1個)だけ壁面に産み付けられていました。

ブドウスズメの幼虫の食餌植物は、ブドウ科のヤブカラシやブドウ、ノブドウ、エビヅル、ツタなどです。


《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ 2022/06/03》


《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ 2022/06/03》


《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ 2022/06/03》


《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ(卵を産み付けています) 2022/06/03》


《翌朝、壁面に産み付けられていたブドウスズメの卵 2022/06/04》


《翌朝、壁面に産み付けられていたブドウスズメの卵 2022/06/04》

過去にブドウスズメについてこのブログで紹介していないかと探したところ、2020/06/14付けのブログ「ブドウスズメ(幼虫)(富山市太田南町)」で、北陸自動車道のフェンスにからんだノブドウの葉を食べている幼虫を紹介していました。


《フェンスにからまったノブドウの葉を食べていたブドウスズメ 2020/06/12》

この日、昼間は雷注意報が出された不安定な天気。夕方、犬と散歩に出かけると、立山連峰を巨大な積雲がすっぽりと覆っていました。
雲の名前はなかなか分かりませんが、雲が好きで、いつも空の雲に眼がいってしまします。

 
《巨大な積雲に覆われた立山連峰 2022/06/03》

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ヤホシゴミムシ(立山山麓家族旅行村/富山市[大山町]本宮)

2022-06-03 05:34:22 | 昆虫類

下草の葉の上を、1㎝ほどのオレンジ色の甲虫が動き回っていました。何枚か写真を撮っているうちに交尾し、写真を撮ろうとするとシダの葉裏に逃げこみました。

帰宅後、初めはハムシの仲間かと思い、撮った写真を『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』の写真と較べていきましたが、あてはまるものがいません。思い直して、ゴミムシの仲間の写真を見ていくと、ヤホシゴミムシでした。よくみると、胸(前胸背板)の形がゴミムシのものです。

同図鑑によると、ヤホシゴミムシは、成虫で越冬、4~9月に平地~山地で見られます。広葉樹の葉の上などに普通です(が、私が意識して見たのは、これが初めてだと思います。何しろ、忘れっぽいので…)。全身が赤橙色~橙色で、前翅の後半に8つの黄白色の紋があります。


《下草の葉の上にいたヤホシゴミムシ 2022/05/28》


《下草の葉の上にいたヤホシゴミムシ 2022/05/28》


《シダの葉裏に逃げ込んだ交尾中のヤホシゴミムシ 2022/05/28》

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ハスオビエダシャク(立山山麓家族旅行村/富山市[大山町]本宮)

2022-06-02 06:02:43 | 昆虫類

前回に引き続き、同じトイレの話題です。

トイレの壁に、翅頂から伸びる1本の濃褐色の斜線が特徴的な淡褐色の蛾がとまっていました。

帰宅後、撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』の生態写真と較べていき、ハスオビエダシャクにたどりつきました。でも、ハスオエダシャクについては、2022/04/03のこのブログ(「ハスオビエダシャク」)でも紹介していました(2カ月もたたないのに、すっかり忘れてしまっています)。

 


《トイレの壁にとまっていたハスオビエダシャク 2022/05/28》


《トイレの壁にとまっていたハスオビエダシャク 2022/05/28》

※ 同定が苦手なうえに物覚えが悪いので、よく似たものの見分けが現場ではなかなかできません(ということは、見分けるのに必要なポイントも忘れてしまっているということです)。2022/05/25のブログ(ベニカミキリ)でタンナサワフタギを?を付けて紹介していましたが、今回立山山麓家族旅行村でサワフタギを見て、その違いがはっきりと理解できたような気がしました(同じような体験は、何度も経験しているので、またすぐに忘れそうです)。
ウェブサイト『岡山理科大学生物地球学部生物地球学科/サワフタギとタンナサワフタギの区別点』を参考に、サワフタギ(サ)とタンナサワフタギ(タ)の違いをまとめてみました。
 (サ)果実が、ルリ色。
 (タ)〃   黒紫色。
 (サ)葉の形は、倒卵形から楕円形で、最も幅広い部分は中部よりも先端側、基部はややくさび形に細くなって葉柄に至る。
 (タ)〃   広倒卵形から倒卵形で(サワフタギよりも丸い感じ)、葉の中央部が最も広く、先端は急に細くなって尾状に尖る。
 (サ)鋸歯は小さく、葉緑体を含まない部分が鋭く突出する。
 (タ)〃  荒く、先端は内側に曲がる傾向がある。
 (サ)葉の表面には荒い毛が散在、裏面は脈上に毛がある。
 (タ)〃     ほとんど毛がなく(あることもある)、裏面には脈上に毛がある。
 (サ)若枝には曲がった毛
 (タ)〃 は無毛 


《立山山麓家族旅行村で見かけたサワフタギ 2022/05/28》


《富山市ファミリーパークで見かけたタンナサワフタギ 2022/05/20》

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