刷毛目のような特徴的な模様をもつた黄褐色の蛾が、トイレの壁の高いところにとまっていました。爪先立って、腕を目いっぱい伸ばしても、見上げる角度でどうにか写せるような状態でした。手振れもひどいので、何度か写した写真を確認しましたが、刷毛目のような模様がちらついてピントが合っているのかどうかもよくわかりません。
帰宅後、撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』で絵合わせをしていくと、ナカキエダシャクでした。
同図鑑の解説です。「前翅には褐色の短線が走り特徴的な模様をつくる。前後翅の後角付近は紫色。年2化。5~9月に出現。寄主植物はブナ科、バラ科、ヤナギ科など広食性。」
《トイレの壁にとまっていたナカキエダシャク 2022/06/02》
《トイレの壁にとまっていたナカキエダシャク 2022/06/02》
※ 郊外の耕作地帯を通っていると、まさに麦秋です。あちこちで麦畑が黄褐色に染まり、収穫の時期を迎えています。ウクライナ情勢のせいではないのでしょうが、少し前より麦畑が多くなったような気がします。
富山県のホームページによると、富山県は全国有数の六条大麦の産地。六条大麦は、押麦など主食用に加工されるそうです。
《収穫期を迎えた麦畑(六条大麦?) 2022/06/04》
《収穫期を迎えた麦畑(六条大麦?) 2022/06/04》