やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ウスバカミキリ♀(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-07-16 05:28:09 | 昆虫類

数年前から樹勢が弱ってきていたトチノキ。葉は樹冠の1/4ほどにしかつかず、後は枯れ枝になってしまっています。このトチノキの樹皮が剥がれかかったところをはぐってみると、大きなウスバカミキリが隠れていました。

ウスバカミキリは体長30〜58mm、日本産のカミキリムシでは、シロスジカミキリやミヤマカミキリ と並ぶ最大種です。体色は暗褐色~赤みがかった茶色で、♀の産卵管は産卵行動以外のときでも尾端から出ています。夜行性で、昼間は木のくぼみなどに隠れていて、夜になると、樹液などにやってきます。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ウスバカミキリ』など参照)


《トチノキの樹皮下に隠れていたウスバカミキリ♀ 2022/07/15》


《トチノキの樹皮下に隠れていたウスバカミキリ♀ 2022/07/15》


《トチノキの樹皮下に隠れていたウスバカミキリ♀(産卵管が見えます) 2022/07/15》

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アカスジシロコケガ♂(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-07-15 04:23:02 | 昆虫類

公園のトイレの床に、小さくて白っぽい蛾がとまっていました。赤い帯模様が印象的です。

これならすぐに名前がわかるはずと、帰宅して手近の図鑑を見ましたが、出ていません。それならと、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で適当に見当をつけたヒトリガ科コケガ亜科の成虫縮小画像一覧を見ていくと、出ていました。アカスジシロコケガ(「赤筋白苔蛾?」)です。

アカスジシロコケガは、開張(翅を広げたときの左右の幅のことで、大きさが大まかに分かります)20~38mm、前翅は白色で、鮮やかな赤色の帯模様と左右の小さな黒紋(♂は二つに分かれることが多く、♀は一つ)があります。幼虫は地衣類を食べて育ちます。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/アカスジシロコケガ』参照)


《トイレの床にとまっていたアカスジシロコケガ 2022/07/01》


《トイレの床にとまっていたアカスジシロコケガ 2022/07/01》

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ヒカゲチョウ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-07-14 04:34:05 | 昆虫類

何かいないかと、サンシュユの茂みをのぞいていると、ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)が飛び出しました。

ヒカゲチョウは、薄暗い林などでよく見かけるクロヒカゲと比べて、出会うことが少ないような気がします。


《サンシュユの葉にとまったヒカゲチョウ 2022/07/04》


《サンシュユの葉にとまったヒカゲチョウ 2022/07/04》

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コガタスズメバチ(営巣)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-07-13 04:10:28 | 昆虫類

この公園を数日前に散歩したとき、妻が園路から3mほどの繁みの中に15cmほどの大きさのコガタスズメバチの営巣中期の巣(女王バチが単独で巣作りをする営巣初期の巣はトックリ型をしています)を見つけました。ハチの姿が見えず、放棄された巣か?とも思いましたが、二人連れなので慎重になって確かめずにそのままにしておきました。(ちなみに、今の私は歩く速さがふつううの大人の半分以下、もちろん走ることはできないので、スズメバチに襲われるとアウトです。)

数日後のこの日は、一人で公園を散歩。いつもの裏口から入ると、園路にバリケードと「スズメバチ進入注意」の張り紙。しばらく周辺の虫たちを見ていましたが、その間、高齢の方が何度かバリケードのある園路をジョギングしたりしています。よく見るとバリケードの区間は案外短く、以前コガタスズメバチをみたところは、開放されていました。

そこで、バリケード区間を迂回して、コガタスズメバチの巣を見にいきました。巣が見えるところまで近づいても、前回と同じく巣のあたりにハチの姿が見えなかったので、確認のため杖で巣の表面を軽く刺激してみました(こんなことは、ふつう、絶対にしてはいけないことですが…)。すると、巣の中から成虫が3~4匹出てきて、巣の表面を歩き回っています。「これは危ない」と、写真もそこそこに巣から離れました(巣の場所が薄暗いところだったので、写した写真のほとんどはブレていました)。

ウェブサイト『都市のスズメバチ』から、コガタスズメバチの説明を引用します。
「…我が国では最も広範囲に分布する種で、本州の西南暖地では平地から低山地にかけて普通に見られます。キイロスズメバチと共に都市環境に対する適応能力が高く、都市とその周辺で多発し問題となっています。…」
「…越冬を終えた女王バチが5月中旬頃に単独で営巣を開始します。働きバチの羽化は6月中旬で、活動が最も活発となる9月~10月には100頭を越えます。オスバチと新女王バチは9月~11月に羽化します。…」
「…営巣場所は樹の枝や家屋の軒下などの開放的な場所です。巣は外皮に覆われたボール状をしていますが、女王バチが単独で巣作りをしている時期にはトックリを逆さにしたような形をしています。これは本種と宮古島以南に生息するツマグロスズメバチのみの特徴で…。最盛期には巣の大きさもタテ30cm×ヨコ25cm位になり、巣盤数は2~5層、育房数は1,000房位になります。…」

《「スズメバチ進入注意」と通行止めにされた園路の一部 2022/07/09》


《園路のそばにあるコガタスズメバチの営巣中期の巣 2022/07/09》


《刺激すると巣から出てきたコガタスズメバチ 2022/07/09》

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クワカミキリ(摂食)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-07-11 14:33:11 | 昆虫類

公園のあちこちに、植えられたものでない(風や野鳥などに運ばれた)樹木が生えています。このうち、エノキにはいろいろな虫が集まるので、通りすがりにのぞいてみるのが癖になっています。

草刈りから逃れて(実生の樹木もある程度大きくなると、作業をする人が植えられたものかどうか判断しにくくなります)、みるみるうちに大きくなってきたエノキに、大きな茶色いカミキリムシがとまっているのに気づきました。

近くに寄ってよく見るとクワカミキリで、樹皮を食べていました。細い若枝の樹皮がぐるっとひと回り完全になくなっており、この様子だとここから先は枯れてしまうでしょう。


《エノキの若枝の樹皮を食べるクワカミキリ 2022/07/09》


《エノキの若枝の樹皮を食べるクワカミキリ 2022/07/09》


《エノキの若枝の樹皮を食べるクワカミキリ 2022/07/09》


《エノキの若枝の樹皮を食べるクワカミキリ 2022/07/09》

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キアシナガバチ(営巣)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-07-11 03:10:49 | 昆虫類

園路に緑色の銀杏の実が一つ落ちていたので、見上げると、銀杏の若い実が鈴なりになっていました。そのうえ、3mほどの高さの葉陰の小枝にはアシナガバチが巣をつくっていました。

帰宅して写真をよく見ると、アシナガバチは、色(黄色っぽい)や触角(先の1/3ほどが黄色い)などから、キアシナガバチのようです。


《イチョウの小枝のキアシナガバチの巣 2022/07/04》


《イチョウの小枝のキアシナガバチの巣 2022/07/04》


《イチョウの小枝のキアシナガバチの巣 2022/07/04》

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ブドウスズメ(幼虫)(富山市石田)

2022-07-10 05:50:19 | 昆虫類

早朝、北陸自動車道に沿った道を自転車で散歩していると、フェンスに絡まったノブドウの葉から何か黄緑色のものが顔をのぞかせているのが見えました。

自転車を停め、近寄って見ると、大きなイモムシが葉をムシャムシャと食べています。尾角のあるスズメガの仲間のイモムシです。

ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』の日本産蛾類科一覧/スズメガ科種一覧で調べると、スズメガ科80種のうちブドウスズメをはじめコスズメなど7種が幼虫時代にブドウ科植物を食べるようです。

種の分布や幼虫の色彩、形態などをもとに、スズメガ科ホウジャク亜科のブドウスズメの幼虫としましたが、100%の自信があるわけではありません。


《ノブドウの葉を食べているブドウスズメの幼虫 2022/07/06》


《ノブドウの葉を食べているブドウスズメの幼虫 2022/07/06》


《ノブドウの葉を食べていたブドウスズメの幼虫 2022/07/06》

※ 市立図書館から7月9日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『オオカマキリと同伴出勤』(森上信夫・著)
   2 『文豪東京文学案内』(田村景子・編著)

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マイマイガ♀(富山市小杉)

2022-07-09 04:12:58 | 昆虫類

早朝、自転車で散歩していると、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスの壁に、マイマイガの♀がとまっていました。

マイマイガの成虫は、性的二形がはっきりしています。♂が茶褐色(体長20mm~50mm)なのに対して、♀は白い色(体長50mm~100mm)をしています。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/マイマイガ』参照)


《アンダーパスの壁にとまっていたマイマイガ♀ 2022/07/06》


《アンダーパスの壁にとまっていたマイマイガ♀ 2022/07/06》

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ベニシジミ(夏型)(富山市小杉)

2022-07-08 03:12:12 | 昆虫類

自転車で散歩するとき、いちばん最初に立ち寄る場所は、大きめの用水の縁(50mほどの距離)で、私の自然観察ポイントの一つでした。この用水の縁が最近きれいに除草され、ヤマグワやネムノキなども切り倒されてしまいました(梅雨時を前に、ここだけでなく、いろいろな所でこのような除草が行われていました)。

気を取り直して、何かいないかと目を凝らしていると、丈の低い草原にちらちら飛ぶ黒っぽい小さなチョウがいました。夏型のベニシジミです。夏型といっても、ベニシジミは発生を年に4~6回繰り返すので、春型と夏型との違いは連続的だそうです。

参考までに、『原色蝶類生態図鑑(Ⅲ)』には次のように説明されていました。「低温期に羽化する個体(通常「春型」と呼ばれる)は、翅表の橙赤色斑がよく発達する。これに対して、高温期に羽化する個体(夏型)は、翅表の橙赤色斑が少なく、黒褐色となる。この両型は連続的で、…」


《下刈りされた丈の低い草原に飛んでいたベニシジミ(夏型)2022/07/03》


《ベニシジミの夏型(翅表の橙赤色斑が少ない)2022/07/03》

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アブラコウモリ(富山市小杉)

2022-07-07 03:31:24 | 哺乳類

早朝、自転車で散歩していると、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスのトンネル内の壁に10㎝ほどの黒っぽい塊がついていました。枯葉の塊かな(左右対称の影でなかったから)と通り過ぎかかりましたが、思い直して引き返すと、コウモリが壁にへばりついていました。何故かわかりませんが、クモの糸がからまったような大きなゴミも体についています。

付近の状況からするとアブラコウモリだと思いますが、確かではありません。

アブラコウモリ(油蝙蝠)は、日本に棲息する中では唯一、家屋のみをすみかとするコウモリで、私たちに最も身近なコウモリです。このため、イエコウモリ(家蝙蝠)の別名があります。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アブラコウモリ』参照)

※ 2022/07/13に同じ場所で同じ状態でいたので、既に死んでいたのではないかと思います。


《アンダーパストンネル内の壁にとまっていたアブラコウモリ 2022/07/06》


《トンネル内の壁にとまっていたアブラコウモリ(ゴミがついて非対称形に見える) 2022/07/06》


《アンダーパストンネル内の壁にとまっていたアブラコウモリ 2022/07/06》


《アンダーパストンネル内の壁にとまっていたアブラコウモリ 2022/07/06》

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トラフシジミ(夏型)(富山市布市)

2022-07-06 03:38:15 | 昆虫類

北陸自動車道のそばにある鬱蒼と茂った屋敷林の下草に、薄茶色で少し大き目のシジミチョウがとまっているのが目に入りました。はじめはミドリシジミ?と思ってびっくりしましたが、こんな平野部でハンノキも生えていない水田地帯にいるはずがありません。

自転車をおりて、静かに近づくと、きれいな夏型のトラフシジミでした。ときどき飛んではすぐに近くの葉にとまり、後翅をすり合わせたりしていましたが、翅を開いてとまってくれませんでした(根気がなくて、観察したのは、ほんの数分でしたが…)。

トラフシジミの成虫には顕著な季節型があります。春型の翅裏面地色は非常に淡い褐色で、茶褐色の帯がよく目立つのに対して、夏型は翅裏面地色が褐色で、褐色の帯との濃淡の差が少なく目立ちません。また、多くの地域では、夏型の成虫の個体数の方が少ないといわれています。(『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅲ)』参照)
ちなみに、私は、模様がきりっとした春型の方が好きです。


《鬱蒼とした屋敷林の下草にとまるトラフシジミ(夏型) 2022/07/03》


《鬱蒼とした屋敷林の下草にとまるトラフシジミ(夏型) 2022/07/03》


《トラフシジミ(夏型)の後ろ姿 2022/07/03》

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キアシナガバチ(捕食)(富山市布市)

2022-07-05 03:30:34 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道を脇見ポタリングしていると、路肩に緑色のものが落ちているのに気づきました。何だろうと近寄ると、大き目のアオムシのようです。しかも、アシナガバチもいます。

さらに近寄ってよく見ると、緑色のものは尾角のあるスズメガの仲間の幼虫、ハチはキアシナガバチです。キアシナガバチは幼虫を肉団子にし、何度かに分けて巣に運んでいました。


《路上でススメガの幼虫を肉団子にするキアシナガバチ 2022/07/03》


《路上でススメガの幼虫を肉団子にするキアシナガバチ 2022/07/03》


《路上でススメガの幼虫を肉団子にするキアシナガバチ 2022/07/03》


《路上でススメガの幼虫を肉団子にするキアシナガバチ 2022/07/03》


《アオムシの肉団子を巣に運び去るキアシナガバチ 2022/07/03》

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キボシカミキリ(富山市関)

2022-07-04 04:38:43 | 昆虫類

前日までの連日の酷暑も一段落、曇り空ににわか雨がパラつく天気だったので、気分一新、いつものコースで2時間ほど軽く汗をかきながら脇見ポタリング。

道路脇にあるヤマグワの木を覗き込むと(ヤマグワはクワコの幼虫などがいるので、必ず覗きこむ木です)、何やら少し大きめの虫のシルエットが見えます。慎重に近づいてよく見ると、私が一目で名前のわかる数少ないカミキリムシの一つ、キボシカミキリでした。

キボシカミキリは、体長15~30mm、緑っぽい灰色に黄色い斑点模様が特徴のカミキリムシです。触角は長く、体長の2~2.5倍ぐらい。幼虫、成虫ともにクワやイチジクなどクワ科の生木や樹皮、葉を食べます。(ウェブサイト『福光村昆虫記/キボシカミキリ』参照)

なお、国立環境研究所のウェブサイト『侵入生物データベース/キボシカミキリ(亜種不明)』によると、キボシカミキリの種としての自然分布は、伊豆諸島(三宅島・御蔵島)や対馬、琉球列島などで、本州中部~近畿~中国地方、四国、九州北部のものは在来か外来か不明だそうです。


《道路脇のヤマグワの木にいたキボシカミキリ 2022/07/03》


《道路脇のヤマグワの木にいたキボシカミキリ 2022/07/03》


《ヤマグワの木にいたキボシカミキリのペア 2022/07/03》


《ヤマグワの木にいたキボシカミキリ♂ 2022/07/03》

昨日のブログで、「そういえば、今年は、まだニイニイゼミの鳴き声を聞いていません。」と報告しましたが、この日2022/07/03、北陸自動車道法面の林(?)からニイニイゼミの鳴く声を聞きました。(私にとって)今年の初鳴きです。

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ヤモリ(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-07-03 03:46:58 | 爬虫類

公園のトイレの壁に、ヤモリ(ニホンヤモリ)が1匹とまっていました。ここには何度も来ているのに、ここで見るのは初めてです。まだ若い個体で、尾を自切したのか短い再生尾がついています。

しばらくぶりに訪れたトイレですが、早朝(午前7時ころ)なのに、いつもならたくさん見かける蛾などほかの生きものの姿があまりありませんでした。

考えられる原因は、四つです。
① 連日の酷暑で、生きものの活動が鈍っている。
② トイレの灯りが夜は消されるようになった。
③ ヤモリに食べられてしまった。
④ 発生の時期の終わった昆虫が多い。

このうち②については、思い当たる節があります。前回出かけたとき、公園を管理する人と出会い、「公園のトイレの夜の灯りに集まった生きものを見に来た」と話してしまったのです。その人は、トイレの虫の死骸などをいつもきれいに掃除されていたようで、納得されたような顔つきでした。(私は、言わなくてもいいことを言ってしまって、いつも後悔します。)

また、①に関して、「暑さのせい 虫が少ない」でウエブサイトを検索すると、「夏バテ?昆虫に”異変” 生き物消えたワケ 専門家に聞いてみた」と題した2018/08/19付けの 西日本新聞朝刊記事が見つかりました。
「「命の危険がある暑さ」と気象庁が表明した2018年の夏。立秋が過ぎても続く猛烈な暑さの中、特命取材班に「今年の夏はマムシをほとんど見かけない。猛暑と関係があるのでしょうか」と疑問が寄せられた。周囲に聞いてみると「そういえば今年は蚊に刺されていない」「セミが例年より静か」との声も。夏が活動期の虫ですら、命の危険を感じて身を潜めているのか。専門家に聞いてみた。
…虫も夏バテ状態なのか。大阪市立自然史博物館の初宿(しやけ)成彦学芸員に聞くと「人間と同じく、昆虫も気温が高すぎると動きが鈍くなる」。例年、木にセミがびっしり張り付き「ジジジ~」の大合唱となる九州大箱崎キャンパス(福岡市東区)を歩くと、今年は少し、おとなしいように感じた。
 昆虫に詳しい九大総合研究博物館の丸山宗利准教授は「土中のセミの幼虫が羽化する前に豪雨で流されたことも一因と考えられる」と指摘。しかしやはり、酷暑の影響は無視できないという。なぜかといえば、昆虫の大きな弱点が「乾燥」だから。暑さで地中や空気中の水分が奪われると、生きてはいけない。「今年の夏は、ここ10年間で昆虫が最も少ないのではないか」と丸山准教授。昆虫採集には、少し物足りない夏休みなのかもしれない。…」

そういえば、今年は、まだニイニイゼミの鳴き声を聞いていません。


《トイレの壁などを動き回っていたヤモリ 2022/07/01》


《トイレの壁などを動き回っていたヤモリ 2022/07/01》


《トイレの壁などを動き回っていたヤモリ(短い再生尾) 2022/07/01》

※ 市立図書館から7月2日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『とあるひとときー作家の朝、夕暮れ、午後十一時ー』(花王プラザ・編企)
   2 『シベリア記ー遥かなる旅の原点ー』(加藤九祚・著)
  連日の酷暑のため、時間はあるのですが、なかなか読書する気になりません。

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カノコガ(富山市新屋)

2022-07-02 03:38:14 | 昆虫類

北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に、カノコガが翅を広げてとまっていました。トンネル内は風が強いので、バランスをとるためなのか、翅をばたつかせています。

カノコガ(鹿子蛾)は、黒い翅にやや大きめの白斑の鹿子模様が目立ち、昼間に行動するヒトリガ科カノコガ亜科の蛾です。幼虫の食餌植物はタンポポ(キク科)ではないかといわれており、水田地帯の私の散歩道でも、梅雨前後にちらちら飛ぶ姿をときどき見かけます。


《トンネルの壁にとまっていたカノコガ 2022/06/29》


《トンネルの壁にとまっていたカノコガ 2022/06/29》

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