好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス 交響曲第1番 ボールト/ロンドンフィル

2015-05-05 23:09:32 | ブラームス 交響曲第1番
ブラームス
交響曲第1番

指揮…ボールト 
演奏…ロンドンフィル
好み度…3.5(5点満点)

良質な十分な分厚さと、縦を揃えてバランスのとれたアンサンブル、低音もホルンもしっかり響いてシンフォニーとして非の打ち所のない、というか、大変デキのよい演奏。
と同時に、情感あるいは特有の雰囲気が感じられない(フィナーレもしっかり音量はあるが決して劇的ではない)という側面も感じるが、解説にボールトのことを「いわゆる感傷を極端にきらった指揮者」とあって頷ける気がする。ついでに解説からの文を書くと「正攻法で奇をてらわず、ブラームスのスコアを忠実に音へ翻訳し」「古武士のような風格をたたえながら、いつくしむような優しさが伝わってくる」とあり、まぁ、そういうことかな、とも思う。
一般的には大変評価の高い盤のようであり、私も特に異を唱える気はありません。
ただ、先に書いたように、情感あるいは特有の雰囲気だったり、特に感銘を受けるものも感じなかったので、好み度としてはちょっと低め、です。


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