ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…アシュケナージ
指揮…ハイティンク
演奏…コンセルトヘボウ管弦楽団
好み度…5(5点満点)
アシュケナージのラフマニノフにはプレヴィン/ロンドン響とのものとハイティンク/コンセルトヘボウ管とのものがあり(ハイティンク版が後)、
評価や好みは人様々のようであるが、個人的には表現力あるいは上質な叙情性という点でハイティンク版のほうがプレヴィン版に勝ると思っている。
そのハイティンク版だが、アシュケナージのピアノのしっとり落ち着いた優しく澄んだ音色はひたすらに美しい。
オケも厚く上品なほの暗い大河のようなくすみと力強さを湛えたコンセルトへボウの音色がなんとも美しくラフマニに合っている。
出だしの主題からしてどこまでも広いロシアの雪原に一人立つような風景が眼前に浮かぶかのような響きである。
全編通してオケもかなりしっかり鳴っているが、ロシアの大地にごく自然に雪がのっているように、オケとピアノの溶け込み具合も至って自然であり、
この演奏は両者あってのものである。
どの楽章でもピアノもオケも叙情性たっぷりの、深い美しさを湛え、どこまでも広い雪原と、その広さゆえにあぶりだされる静かな優しい孤独…そしてそれを解き放つフィナーレ、
なんて情景が自然と連想されるようである。この演奏の美しさは文学的な美しさなのかもしれない。
この曲はこれくらいたっぷり表現してくれたほうが真価が出るように思う。名盤でしょう。
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…アシュケナージ
指揮…ハイティンク
演奏…コンセルトヘボウ管弦楽団
好み度…5(5点満点)
アシュケナージのラフマニノフにはプレヴィン/ロンドン響とのものとハイティンク/コンセルトヘボウ管とのものがあり(ハイティンク版が後)、
評価や好みは人様々のようであるが、個人的には表現力あるいは上質な叙情性という点でハイティンク版のほうがプレヴィン版に勝ると思っている。
そのハイティンク版だが、アシュケナージのピアノのしっとり落ち着いた優しく澄んだ音色はひたすらに美しい。
オケも厚く上品なほの暗い大河のようなくすみと力強さを湛えたコンセルトへボウの音色がなんとも美しくラフマニに合っている。
出だしの主題からしてどこまでも広いロシアの雪原に一人立つような風景が眼前に浮かぶかのような響きである。
全編通してオケもかなりしっかり鳴っているが、ロシアの大地にごく自然に雪がのっているように、オケとピアノの溶け込み具合も至って自然であり、
この演奏は両者あってのものである。
どの楽章でもピアノもオケも叙情性たっぷりの、深い美しさを湛え、どこまでも広い雪原と、その広さゆえにあぶりだされる静かな優しい孤独…そしてそれを解き放つフィナーレ、
なんて情景が自然と連想されるようである。この演奏の美しさは文学的な美しさなのかもしれない。
この曲はこれくらいたっぷり表現してくれたほうが真価が出るように思う。名盤でしょう。
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