ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…ポコルナ
指揮…ワルドハンス
演奏…ブルノ国立フィル
好み度…4(5点満点)
奔放で野性的な印象を受ける演奏といえるのではないだろうか。
ピアノもオケも結構自由に演奏しており、音もどこか激しさを秘めている。
展開も、例えば冒頭は徐々に音を大きくしていってオケとの主題、でなく、途中で一度音量を落としてからの主題だし、終楽章の出だしも他の演奏では目まぐるしく弾き通してしまうところを一音一音わかるくらいの速さで別の曲みたいだし。
ただ、奇をてらうのでなく、このピアニストの真摯な解釈であり意志が感じられるようで変な違和感はないし、かなり個性的だけど所謂ラフマニノフ的な叙情性もほのかに感じさせる。
ピアノには結構力も感じられるし、表現意欲旺盛な感もあって、どちらかといえば同じような雰囲気の多いこの曲の録音の中にあってはちょっと魅力を放っているようにも思う。
第1楽章冒頭は、和音の一音一音が余韻の中に現れてくるというか、ちょっと雰囲気を感じさせ、オケとの協奏部分もピアノが存分に存在感あって結構雰囲気ある出だしだし、終楽章出だしもこんな音あったのか、という新鮮さもあり悪くない。
第2楽章は切ないような叙情性とかというよりは凛とした美しさを感じるかな。
フィナーレをそれなりに厚いながらも何の未練もないかのようにあっさりやっているのもこの演奏らしいといえばらしいかもしれない。
この曲の録音の中では変り種かもしれないが、意思の通った共感できる変り種のように思う。
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…ポコルナ
指揮…ワルドハンス
演奏…ブルノ国立フィル
好み度…4(5点満点)
奔放で野性的な印象を受ける演奏といえるのではないだろうか。
ピアノもオケも結構自由に演奏しており、音もどこか激しさを秘めている。
展開も、例えば冒頭は徐々に音を大きくしていってオケとの主題、でなく、途中で一度音量を落としてからの主題だし、終楽章の出だしも他の演奏では目まぐるしく弾き通してしまうところを一音一音わかるくらいの速さで別の曲みたいだし。
ただ、奇をてらうのでなく、このピアニストの真摯な解釈であり意志が感じられるようで変な違和感はないし、かなり個性的だけど所謂ラフマニノフ的な叙情性もほのかに感じさせる。
ピアノには結構力も感じられるし、表現意欲旺盛な感もあって、どちらかといえば同じような雰囲気の多いこの曲の録音の中にあってはちょっと魅力を放っているようにも思う。
第1楽章冒頭は、和音の一音一音が余韻の中に現れてくるというか、ちょっと雰囲気を感じさせ、オケとの協奏部分もピアノが存分に存在感あって結構雰囲気ある出だしだし、終楽章出だしもこんな音あったのか、という新鮮さもあり悪くない。
第2楽章は切ないような叙情性とかというよりは凛とした美しさを感じるかな。
フィナーレをそれなりに厚いながらも何の未練もないかのようにあっさりやっているのもこの演奏らしいといえばらしいかもしれない。
この曲の録音の中では変り種かもしれないが、意思の通った共感できる変り種のように思う。
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