生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

カタカナ語の氾濫あるいは叛乱

2010年05月01日 07時17分39秒 | 生命生物生活哲学
2010年5月1日-2
カタカナ語の氾濫あるいは叛乱

 日本学術会議講堂の手前の机に置いてあった総合地球環境研究所の要覧2010という冊子を見ると、外来起源のカタカナ語が頻出する。何年か前に、国語審議会だったかからできるだけ使わないという方針が出され具体的な言い換えの範例も報道されたたように思うが、、、。
  アメニティ、プレリサーチ、イニシアティブ、アーカイブス、メガシティ、ソフトランディング、コアメンバー、〔財務〕セグメント、、、
  レジリアンス、エリアケイパビリティー、、、

  「この「地球環境問題」を解決するためには、人間社会および生態系が環境変動の影響から速やかに回復すること(レジリアンス)が鍵となります。」(48頁)。
 レジリアンスって、回復することなのか、速やかに回復することなのか、(環境変動といった)なんらかの影響から速やかに回復することなのか、もっと特定されているのか、、、。
 文字の大きな表題のレジリアンスの右肩に少し離れEcosophyとある。なんやねん、Ecosophyつうのは?
 総合地球環境研究所の運営会議の構成員に、今回の討論会での二人の討議者の名前があった。そういう関係でこの冊子が置かれていたのかな。

第84回国展

2010年05月01日 01時01分19秒 | 美術/絵画
2010年5月1日-1
第84回国展

2010年4月30日
 9:58 初出品初入選した友人と会い、招待券にて第84回国展の絵画部門を見た。撮影可。感動ものとか出色ものはなかったが、質は高く、いくつか面白いものはあったし、活気が感じられた。なによりも、様々だったのがよかった。国展は気になっていたが、見たことがなかったのである。
 技法的程度は高い。また、様々な技法があった。
 まず、たとえば10数センチの厚さがあって仮縁をつけないものもあるが、付けるにしても、描かれた側面ではなく、正面四隅に、くの字型につけたものとか、出品規約に合うようにするためか、両横に申し訳程度につけたものとか。
 前面コラージュ的なものもあった。材料も変異に富み、鉄板を張ったのとか。
 いくつもの箱を並べてその内部に多くの糸を張り、ダイオードを光らすものもあった。
 変形カンヴァスもあり。分厚いのもあり。
 「ギェー」もあり、○○もあり、××もあり。フツーもあり。
 時間不足。

 懇親会に出た友人によれば、審査員(3人か4人)は、作品について個性重視で変わっているほうがよいと言ったとのこと。
 彫刻部門も質が高く、また(人物像ばっかりのような日展とはまるきり違って)様々なものが展示されていた。時間が足りない。

 11:40分頃に友人と別れ、近くのうどん屋(全席禁煙、しかし少なくとも一人の店員は動いて香料をまき散らすので、ゆずの香りを楽しむのに差し障る)で食事。
 近くの学術会議のシンポの席を確保して、取って返す。
 25分ほど、3階(版画部門と工芸部門)と2階の絵画部門を再度見た。版画部門も質が高い。チャリティー販売をやっていた。お買い得だと思う。
 アートバトル2010、という各部門から一作家が出す展示をしていたが、時間の都合で通り過ぎるほかなかった。モダンアート展では一作家当たりの展示空間が桁違いに大規模なのをやっていたことを思い出した。