得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・会津のあかべこ。

2009-01-07 16:05:11 | Weblog
蔵の街・喜多方から、会津地方の代表的な郷土玩具と言えばやはり「あかべこ」です。本年の干支の牛です。東北地方では「べこ」と呼んでいたようです。
牛の出番が遅くなって・あかべこ・さんごめんなさい。でも今日はまだ七日正月です、皆さんは七草かゆ、も召し上がったと思います。

会津では牛といえば、柳津と言います。本日は1月7日、福満虚空蔵尊・円蔵寺・七日堂の裸詣りがおこなわれます。明日朝のテレビ放送で必ず観る事ができる行事です。伝説によれば昔疫病が流行,死者が続出しました、龍神の宝玉を菩薩に献上すれば悪病は退散すると言われ、一番賢く美しい姫が苦難の末に玉を手いれ菩薩に献上すると悪病は退散します。しかし龍神は玉を奪い返しに来ますが、村人達は玉を護る為多くの信者達と手をとりあい下帯一つで堂内鰐口めがけて駆け登りもみあいながら龍神を待ったが龍神はこの様子を見て諦めて退散しました。悪魔退散無病息災の為今も続いています。

柳津も歴史のある名刹で大同年間(806)徳一大師によって開創されたと伝えられてます。さらにご本尊の福満虚空蔵尊は弘法大師の刻と伝えられています。

その円蔵寺を建立する際に大変活躍したのが赤色の牛だったと伝えられています。大量の木材を必要とし又運搬する事に難儀している時に牛の群れが現れ手伝ってくれました、しかし重労働で多くの牛が倒れる中で最後まで働いたのが赤色の牛だったと言い伝えられています。
本年は多くの人々が柳津を訪れることでしょう、皆さんも是非一度は柳津へそして帰りには「あわ饅頭」食してくれば家内安全無病息災、間違いなしです。私も近いうちに詣でます。