↑ちょっとタイトルの書き方を変えてみました(^.^)
気難しい高学年女子への攻略法2つめです。
大人どうしの恋愛のように「押す」「引く」を巧妙に使い分けながら,女子たちの心をつかむことが大事なことはお話ししましたが…
さらにやっかいなのは,この気難しい女子たちがグループをつくってしまっている場合です。
というか,ほとんどの場合,こういった女子たちはグループを作ります。
「所属欲」が大変強いのも,この頃の特徴の一つでしょう。
ただの仲良しグループならば放っておいてもいいのですが,このグループが進んでいるベクトルが良くない方へと向かっていることもあります。
危ないエネルギーでいっぱいの,パワフルなグループです。
さて,こういった女子グループへは,先生はどう接すればよいのでしょうか。
今回ばかりは,こうしましょう。
グループには深く立ち入らない!
それが一番かと。
はっきり言って,そのグループを解散させようとか,他の仲間も広く取り込ませようとか,先生の言うことに従ってほしいとかいうねらいで,そのグループに立ち入ろうとしても,ほとんど効果は見込めません。
効果が見込めないどころか,自分たちの輪を乱そうとする先生に,猛烈に反発してくる可能性大です。
こうなった場合,先生がどんなに正しいことを言っていても,誠実さをもっていても,女の子たちには届きにくいのです。
理屈ではなく,そういうものなのです。
だから,深く立ち入らないのが一番です。
しかし,この「立ち入らない」にも程度があります。
目の前で悪さをしようとしているグループを放ったらかしておくことは許されません。
必要以上に「深くは」立ち入らないことです。
つまり,先生はそのグループが最低限のライン(絶対にしてはいけない行為の基準)を踏み外さないよう見届けるような役に徹してはどうでしょうか。
そのラインを越えようとしたときは,先生の全力をもって制すべきですが,普段は,それがないように,少し遠くから見守るという役目を担います。
この「見守る」ときに大事なことは,グループが絶対にしてはいけない行為を,そのグループに指導するのではなく,やはり学級全体に指導し続けることでしょう。
もちろん,そのグループを名指しで指導してはいけません。何気なく,そのグループに,はっと思わせるような指導を全体にするのです。
言葉は全体に届けて,本心はそのグループに向けます。
そういった形で,常にグループの動静に気を配りながら,遠くから指導しましょう。
もちろん,その指導を受け入れている様子があれば,そのグループの個々の女の子たちをほめてあげることは忘れずに。
そういった具合に距離を置きながらほどほどな関係を保ち,何もトラブルがない日が続けば,自然とそのグループも時間や環境にまぎれて自浄されていくものです。それを気長に待ちましょう。
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