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近畿project ~SSSS. WAKAYAMAMAN その1【2018/10/26~28】

2025-02-21 23:28:55 | 旅行・イベント記
新シリーズです。今回は香川県が最終目的地ですが、その途中で和歌山県を回っていくという今思えばよくわからんなという行程です。まあどうぞお楽しみください。

さて2018年10月25日の深夜。静岡駅にいた私はしずてつジャストラインの夜行バス「京都・大阪ライナー」の前に立っているのでした。まずは夜行バスで寝ながらにして移動し、早朝の京都駅へ急襲する作戦です。
なお余談ですが、2025年に至るまでこれが最後の夜行バス乗車になっています。夜行バスは遠くになりにけり・・・。体力的にはまだいけるはずですが。


第1走者:しずてつジャストライン「京都大阪ライナー」京都・大阪・USJ(ふそう・エアロエース)静岡駅22:55→京都駅5:28
車両はこの年納車されたばかりのふそう・エアロエース(西久保936)の夜行仕様です。しずてつの夜行バスは阪急バスの薫陶を受けていて、車内にある給水/給湯器は同社の影響を受けたとかそうじゃないとか。新車のエアロエースにも装備されたんですね。


東名高速牧之原SAで休憩。この先休憩は無いので外に出て体を動かします。出発後はすやすや眠れました。


ほぼ定刻で京都駅に到着、降車します。5時半の京都駅に放り出されました。さすがに寒い。


この時間は関西行の夜行バスが続々と京都駅に停車するので、しばし撮影。
ウィラーの日野・セレガHD。


大阪空港交通の日野・セレガHD。関西空港行のリムジンバスです。


桜交通のふそう・エアロエース(ひむろざくら)。ナンバープレートは白ナンバーのようでちゃんと営業ナンバーのようです。これややこしくない?


オリオンバス(オー・ティー・ビー)の日野・セレガHD。


アルピコ交通の日野・セレガHD。


6時頃にJR京都駅に入場。まだ1日の始まりの準備をしている様子でした。この時はまだ117系が走っている時期でしたね。


京都駅から奈良線に乗って南下します。
奈良線のニューフェイス、205系1000番台(#1005)が停まっていました。阪和線から転属してきたのです。帯色は阪和線時代の青帯のまま。103系に合わせてうぐいす色には変えてくれなかったようです。


第2走者:JR奈良線普通奈良行(103系)京都6:13→木幡6:30
103系の電車に乗って奈良線を南下。この頃はまだ103系も普通に走っていました。


木幡駅で下車して奈良線の電車を撮影します。狙いはもちろん103系です。205系の転属で103系が押しやられることは分かりきっていたことです。
期待に反してやってきたのは205系(#1005)でした。まあさっき京都駅に停まっていたのでこれが来るのは自明でしたけど。


奈良線は単線なので221系と列車交換です。


221系(#12)の京都行。


103系(#226)の宇治行。なんとか課題達成。


停車中の103系。


後追いも撮影します。


205系(#1005)の京都行。


221系(#26)の区間快速京都行。


折り返してきた103系を再び撮影。


第3走者:JR奈良線普通奈良行(221系)木幡7:33→奈良8:25
撮影を切り上げて南下を再開します。



奈良駅に着きました。ここで乗り換えです。



奈良駅でようやく朝ご飯です。うどんでした。

というところで今日はここまで。


その2へ→


 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その62【2016/6/15~22】

2025-02-17 23:48:43 | 海外旅行記
2016年6月20日(月)11時00分
オンタリオ州オタワ カナダ戦争博物館
今日最初の訪問地、カナダ戦争博物館 (Canadian War Museum) へ入ります。カナダの軍事史を扱う博物館です。古くは先住民族とフランス人との紛争から最近のだと冷戦まで、カナダが関わってきた戦争にまつわるあれこれを展示しています。
館内は結構広めで、まともに見るとそれなりに時間かかりそうです。で、実際のところ、現物の展示が豊富なので本当に時間がかかりました。このブログでもそれなりに長期連載になるでしょう。


まずは特別展から。第一次世界大戦で実用化された戦闘機や偵察機などの航空兵器に関する企画展でした。


コダック製A1型航空カメラです。
航空機が戦争で実用化されると、まずは偵察機として運用され始めました。上空から丸見えの敵情を偵察して情報収集するのです。情報を味方に持ち帰るために使われたのがカメラなわけです。
初期のカメラは手持ち式でしたが、1915年前半には機体固定式のカメラが登場しました。そしてその年の終わりにはそれが一般的になりました。


ルイス製Mk.I機関銃です。偵察機に装備されていたものだそうな。
偵察機が登場すると、敵機に偵察されるのを阻止するための迎撃機、ようは戦闘機が登場するわけです。すると偵察機側も戦闘機に対抗するために防御用の機関銃を装備するようになりました。これも1915年に実用化された運用です。


ツェッペリン焼夷弾です。
ドイツのツェッペリン飛行船に搭載された兵器で、爆弾と併用して投下されました。爆弾で目標を破壊して、焼夷弾で残骸を燃やし尽くすわけです。人の心とか無いのか。


1650ポンド航空爆弾です。なかなかの大きさですがこれは1918年製です。こんな時代からこんなデカ爆弾を落としていたんです。イギリスのハンドレページ爆撃機が装備していたんだそうな。
第一次世界大戦は数年の間に人の殺し方が飛躍的に伸びていて、正直ドン引きです。





イギリスの戦闘機、ソッピース・キャメルです。SE.5aと並んで有名なイギリス戦闘機です。
これで企画展は終わり。次から常設展です。


カナダと戦争との関わり、まずはアメリカ大陸の先住民とヨーロッパからの白人との邂逅から。先住民が弓矢を構えながらこっちを見下ろしていますね。友好的ではなさそう。
ところでこういうマネキンがこの先何人も出てきますが、決まって肌が青いです。うーむ、17世紀の時点でガミラス星人に征服されていた世界線か・・・(違)


フランス人が先住民の村を襲撃しているジオラマです。
1608年に先住民とフランス人が接触してからというものの、先住民にいくつもあった部族間の力関係が崩れました。
イロコイ族連合とアルゴンキン族・フランス人・ヒューロン族連合との戦争になりました。終戦はなんと1701年。ほぼ百年戦争です。これで両者で殺し合いすることは一応なくなりましたが、今度はその間にアメリカ大陸に上陸したイギリス人と戦争することに・・・。


フランス人連合はヨーロッパから持ち込んだ銃などの新兵器で戦争を有利に進めたそうな。


今のカナダに最初に入植したのはフランス人で、1608年にケベックシティ設立宣言がされています。その後も勢力を拡大し続けましたが1763年のパリ条約でフランスはアメリカ大陸における植民地を諦めざるを得なくなりました。その後はイギリスが割譲して植民地経営するわけです。
その後もフランス系カナダ人は一定の勢力を維持していて、カナダの公用語に英語とフランス語が採用されている理由の経緯になっています。
写真の地図は、フランス系カナダ人の間で使われている各州の州旗です。


臼砲ですかねえ。
先住民との紛争は終結したフランスでしたが次はイギリスとの紛争が始まりました。150年もの間紛争をやっていました。恐ろしいことね。
さて1754年にフランスと先住民の連合軍がオハイオ渓谷のイギリス人を追放したことが発端となった七年戦争は、この時は小規模な衝突だったのが翌年にはイギリスとフランスの正式な戦争に発展し、1759年にイギリスが勝利するまでの間、戦禍はアフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米、カリブ海まで広がりました。ほぼ世界大戦です。


19世紀のカナダ軍人の制服。
1812年の戦いでは、イギリスが海上でアメリカ船に対して干渉行為をしてきたのと、アメリカ人と先住民との接触でいたずらに緊張を高めてきました。アメリカがそれにキレて1812年にイギリスに宣戦布告しました。
アメリカは領土拡大のためにカナダにも攻撃してきました。1814年に戦争が集結するまで、イギリス軍と先住民、カナダ人民兵の尽力によりアメリカの侵略から防衛しました。


ブリティッシュコロンビア州に住む先住民の装備です。イギリスがカナダの領土を太平洋側へ広げていくうちにここの先住民とも衝突が起きたのです。


偉大なる大英帝国の版図です。
というように、17世紀にフランス人が入植し始めて、その後やってきたイギリス人に1763年に分捕られて大英帝国の植民地となったのがカナダの起こりとなります。

というところで今日はここまで。


 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その61【2016/6/15~22】

2025-02-05 22:35:00 | 海外旅行記
2016年6月20日(月)9時30分
オンタリオ州オタワ オタワ市街地
旅行5日目です。2泊世話になった監獄ホステルを離れます。外観はこんな感じです。市街地に監獄が立地していたというのはなんだか変な感じですわね。
今日もオタワ市街地を散策し、戦争博物館と国会議事堂に行こうと思います。


ホステルから歩いて戦争博物館を目指します。オタワの目抜き通りに入ると、OCトランスポの路線バスで渋滞を起こしていました。10台くらい並んでいます。朝ラッシュにはこうなるんですね・・・。


こんなことになっています。
なお当時は新しいLRT路線が建設中で、2019年に開業しました。それによって路線バス網も変わっているはずで、この道路渋滞も解消していると思います。


とにかくひっきりなしにくるので路線バスの撮影には苦労がありません。
二階建てバスのAD Enviro500 Go-Anywhere (#8003) です。
行先表示にはOCトランスポのLRTが2018年に開業することを宣伝しています。実際には1年遅れになってしまいましたが。


脇道からもバスがぞろぞろやってきます。


連節バスのNFI D60LFR (#6610) #86 Elmvale Southvale。


中型バスのOrion VII NG HEV (07.501) (#5019) #16 Main。


NFI Invero (D40i) (#4278) #86X Hurdman。系統番号にXが付いているのは、急行運転を示している場合が多いです。


Orion VII NG HEV (07.501) (#5091) #1 Ottawa Rockcliffe。


NFI D60LFR (#6416) #98 Hawthorne via Lees。


NFI Invero (D40i) (#4446) #92 Hurdman。


NFI D60LF (#6370) #85 Lees。


NFI D60LFR (#6598) #12 Blair。


AD Enviro500 Go-Anywhere (#8131) 回送。


STOのNova TC40-102A (Classic) (#9512) Ottawa。
クラシックは、GMの名車金魚鉢ことニュールックのカナダ向け後継車です。元々ニュールックの後継車はRTSというのがありましたが、カナダ向けにはクラシックを開発しました。その後GMがバス製造から撤退するとなんやかんやでノババスが製造権を持つようになり、今のノバの主力商品LFSの販売が軌道に乗るまで製造されました。
クラシックを見たのは後にも先にもこれだけでした。


いつまでも続いていそうな渋滞でした・・・。


国会議事堂にご挨拶です。やあやあ。いまはまだ素通りです。後で来ます。


大きい時計塔は街のシンボルです。


議事堂を真正面から。

というところで今日はここまで。


その62へ→



【1/24】ヒュンダイ・ポニー 1975年式【ギャラリー】

2025-02-01 23:17:43 | 模型ギャラリー
キット:アカデミー ヒュンダイ・ポニー (1975)
仕様:市販車

 
 

ヒュンダイ・ポニーは、ヒュンダイが1975年から発売した乗用車です。エンジンなど所々は三菱・ランサーの部品を使うなど影響を受けていますが、基本的には韓国が独自で開発した初めての乗用車で、韓国の自動車史での転換点です。外観はイタリアのジウジアーロデザインが担当していて、直線基調の垢抜けた印象になっています。ファストバックスタイルの4ドアセダンが基本形で、アカデミーもそれをキット化しています。
キットはよくできていて、接着剤は使うものの高い精度と練られた部品分割のお陰でストレスなく組み立てることができます。成形品もあらかじめ色付けされているので、素組みのままでもそれなりに見栄えがします。自動車プラモデルとしては名作に入るでしょう。


小型セダンですが片側横2灯の前照灯が迫力を増しています。さすがジウジアーロということでしょうか。
ボディは自分の好みで空色に塗りました。一応、カタログでこういう色はあったみたいです。
成形品は真っ赤だったので顔料の染み出しが心配でしたが、厚めの下地塗装のおかげかそれは起きずに済んだようです。


角ばっているので見切りは良さそうです。





ストンと落ちたファストバックがスマートです。

















シャーシは排気管以外無塗装です。


おまけで付いてきた当時風コンパニオンのお姉ちゃんの人形です。おまけながら造形に抜かりがなく、とてもセクシー。肌の塗装にはこだわりました。


それでもまあ、70年代という感じはします。


以上、ヒュンダイ・ポニーでした。

【アカデミー】1/24ヒュンダイ・ポニー【プラモデル製作】

2025-01-30 22:26:09 | スケール模型製作記
今回は韓国のアカデミーから発売されている1/24ヒュンダイ・ポニーのプラモデルを作ります。
普通の4ドアセダンだけなように見えますが、これは韓国が初めて量産した国産車として韓国自動車史の画期的車両なのです。日本で言うところのトヨダAA型です。


 
 

ハッチバックのようにも見えますが、セダンなんだそうです。
成形品はパッケージと同じ赤で着色されています。形状が似ているとかは分かりませんが、プラモデルとしてみるとカッチリとしたシャープな造形でいい感じです。ボディの艶も十分ですね。


車体はジウジアーロが設計していることもあって結構イケたデザインです。


風防部品です。ウィンカーとテールは透明赤と透明オレンジで成形されているので、組み立てが楽です。
タクシーの行灯みたいな部品が付いていますが、今回は使えなさそうです。バリエーション展開を見越した部品なんでしょう。韓国映画にポニーに乗ったタクシー運転手を題材にしたものがあったはずです。


シャーシと内装です。多すぎず少なすぎず、最適な分割だと思います。


1970年代の車なのでクローム部品が多めです。ホイールは鉄チンむき出しとホイールキャップ付きの2種類あります。


その他、細々した部品です。


ゴム製タイヤとホイールと車軸を繋ぐポリキャップです。
それと、コンパニオン風女性フィギュアが付属します。ポニーが出展されたモーターショーかなにかでそばに立っていたコンパニオンらしいです。

射出成形品ですがかなり微細な造形をしています。ちょっとおどろき。
スカートの内側までしっかり再現している凝りようで、お兄さんは今から何色に塗ろうか想像して鼻息を荒くしています。


デカールです。ナンバープレートとインパネとバッジだけ。


テールとグリルから作っていきます。組み立て精度は高いです。
比較的低グレードのモデルを作ろうかと思い、テールのウィンカーは赤成形品を使いました。
接着はセメダインのハイグレード模型用を使えば怖いものなしです。

 


簡単にできました。バンパー先端のウレタン部分も部品が分割されているので、メッキ部品に色を乗せる必要がなく助かります。
前照灯のレンズカットがもっさりしているのは少し減点です。これは日本製キットでも時々見られるものです。金型製作方法の違いによるものでしょうか?レンズカットは昔のキットの物の方が実感的でした。


私はシャーシは原則無塗装で作りますので、今回もそのように。排気管は銀で塗装しました。
シャーシもカチッとした造形とピタッと決まる組み立てです。


ぼちぼちボディを塗ります。赤はケバいので塗り替えます。白いサーフェイサーとベースホワイトを駆使してボディを白くします。成形品の顔料の染み出しを防ぐためにいつもより厚めに塗っておきます。

 

内装を作りました。低グレード車設定なので地味めに塗りました。。


お姉ちゃんも並行して作ります。こういうおまけは本体よりも先に完成させるに限ります。先に本体を完成させるとおまけは別に作らなくてもいいや・・・とやる気が続かないことがあるからです。
クレオスのラスキウスという人形の塗装用のブランドの塗料を初めて使ってみました。重ね塗り前提の設計なので普段の塗装とは勝手が違います。慣れるのは楽じゃないですが、艶っぽいおみ足が塗れてニッコリです。

 
 


胴体は、先に肌色を塗ってから白ワイシャツを上塗りします。このとき肌色を少し透けるように残すのがコツじゃ


ボディが塗り上がりました。ラスキウス・アウラの空色を使いました。パステル調の色がほしい時にこのブランドは重宝します。なかなか大衆車っぽい色でしょう。

 


光沢クリアを吹いて研ぎ出しをしました。ボディラインが比較的単純なので作業は楽ちんでした。


ホイールは鉄チンを選びました。鉄チンのくせにクロームなのは生意気なのでつや消しクリアを吹いてグレードを下げました。


お姉ちゃんの顔を塗ります。漢の筆塗り一本勝負です!


各パーツが出来上がりました。
各四肢は無垢で成形されていて、ほぼレジンキットみたいな分割になっています。よーやるわ。


魅惑の生足。なかなかお色気ある造形ですね。おまけにするにはもったいないよ。
おぱんつは厳正な審議の結果、青に決まりました(ゲス顔)


最後に目入れです。これはもうガンダムマーカーで点付けしました。とりあえずごく軽くペン先を当てて当たりをつけた後に、黒目を塗り拡げる具合です。


各部を組み立てて完成です。
アカデミーがカーモデルを作らせるとこうなるのかと驚きました。とても堅実な造りで、ストレスが出ません。前にヒュンダイ・サンタフェを作ったときはちょっと微妙と思ったところもありましたが、ポニーにはそれがありませんでした。アカデミーやるなあ。
おすすめのキットですが中々日本の市場には再入荷してくれないみたい。かなしい。


お姉ちゃんとともに。


後ろ。トランクリッドがややさみしいのでダックテールとか付けたらかっこよさそう。


ヒュンダイ新旧車withお姉ちゃん。
キットの品質が高かったし、組み立てと塗装も楽しめたので実に充実した製作になりました。ありがたや。

完成品はギャラリーにて。


<使用塗料>
ボディ:CL111空色
インパネ:H55ミッドナイトブルー
ダッシュボード:H22グレー
座席:H32ダークグレー
人形肌色下地:CL01ホワイトピーチ
人形肌色上塗1:CL03クリアーペールレッド
人形肌色上塗2:CL06クリアーホワイト
人形靴:C100マルーン
人形髪:C40ジャーマングレー
人形スカート:H79サンディイエロー
人形シャツ:HC07ブルースター
人形スカーフ:ガンダムマーカーイエロー
人形地面:C11ガルグレー


 
 
 

大井川鉄道で日帰り温泉 後編【2018/10/16】

2025-01-26 22:35:55 | 鉄道撮影記
寸又峡温泉の公衆浴場に浸かってさっぱりしてきました。
そろそろ帰りのSL急行が出発する時間なので、今日のところは帰ります。


例の激推しバス乗り場で待ちます。至福のひととき・・・!


このやたら折れ曲がっているバスへと続く階段もまた良いものです。きっと繁忙期は観光客で行列ができるのでしょうね。
帰りもあの狭い県道を通って千頭駅へ戻ります。


千頭駅からはSL急行かわね路に乗り換えます。編成はC11形190号機+客車5両+E101号でした。


このときの190号機は期間限定で門鉄デフという特殊な形状の除煙板を装着していました。これも今日の目当てのひとつです。
門鉄デフは九州の門司鉄道管理局小倉工場で考案された除煙板の形態です。除煙板は通常機関車のランボードから直接板が取り付けられているんですが、門鉄デフは下半分をステーにすることで整備時の作業性向上を企図したものです。見た目にもかっこいいのでファンに人気のある形態です。


ステーの形状から除煙板が前に飛び出たような格好になっており、かっこいいのです。190号機は九州で働いていた機関車なので門鉄デフが付けられたのです。
さらにランボードの側面などがステンレス板で装飾されています。これは190号機がお召し列車牽引機に指定された経歴を持っているためです。


特別装飾の190号機を堪能しました。


午前に見たヒロとパーシーはなんということでしょう、囲いに覆われてしまって見えなくなってしまいました・・・。版元との契約の絡みであーなっちゃうんでしょうね。


SL急行は指定席で、適当に席を取ってもらいましたがたまたまニス塗り座席の客車に当たりました。大井川鐵道の客車の中でも古めの方なので乗れたらラッキーです。


終点の新金谷駅で降りました。この後転車台で190号機の向きを変えるのでそれを見学していきます。
普段転車台に乗っているC12形164号機を外へ引っ張り出します。自走できないので190号機が動かします。SLでも入れ替えの雑用につかせるのが大井川鐵道です。他のSL保存鉄道にはない表情を見れるので好きです。


まわるまわる~。


期間限定のお姿なので目に焼き付けておきます。


お決まりの構図でも1枚。


転回を見終えたところで今日はおしまいです。お家に帰りました。

おしまい


 
 
 

大井川鉄道で日帰り温泉 前編【2018/10/16】

2025-01-23 20:10:32 | 鉄道撮影記
2018年10月16日。
静岡県榛原郡川根本町にある寸又峡温泉へ温泉に入りに行くべく、大井川鉄道は新金谷駅におります。単純に大井川鐵道に乗りたかったのと、寸又峡温泉への狭い道路を自家用車で通り抜ける自信が無かったのです。今思うと可愛らしい理由ですね。
フリーきっぷを買って乗り場へ。E10形1号機と21001系がいました。


この16000系に乗って千頭駅まで乗ります。7200系に乗りたいと思えどなかなか当たりません。


千頭駅に着くとトーマス軍団のヒロとパーシーの周りに足場が組まれつつありました。もうこの年のトーマスフェアは終わっています。この後どうなってしまうのか、後編をお楽しみに。


寸又峡温泉へは千頭駅で路線バスに乗り換えます。この古そうな三菱ふそうエアロスターが連れて行ってくれます。エアロスターだけどトップドアで観光マスクなのよ。


一番前のかぶりつき席を取れたのでそこに座ります。観光マスクなので前がよく見えますね~。
奥泉駅まではダム工事により整備された立派な片側2車線道路を走りますが、そこから先は本格的な山道です。路線バスが通行するのが精一杯の道幅だけです。こんなところで対向車と鉢合わせしてしまったらイヤだね。


あっ!!
いわんこっちゃない・・・。


すれ違い不可能な位置での鉢合わせ、対向の乗用車が下がって譲るしかありません。こっちは路線バスなんだ。この道幅ですれ違えられるバスもすごいテクだ。


終点の一つ手前の温泉入口で下車します。ここにはかつて千頭の山に根を張るごとく線路を伸ばしていた千頭森林鉄道の車両が静態保存されています。
機関車、客車、運材車*2の計4台です。前にも見たことあったんですが、その後化粧直しされたという情報を入手したので自分でも見てきた次第。


ペンキを上塗りしただけだと思いますが、それでも見た目がきれいならほとんどの素人は騙せるのでこれでもいいのです。


公衆浴場を目指して寸又峡温泉の道路を歩いて進みます。千頭林鉄のあった時代は大間という名前の集落で、千頭林鉄の基地にもなっていました。


さっき乗ってきたバスが折り返して戻ってきました。バス停で帰りの登山客を拾うようです。なかなか風情があると思います。紅葉にはまだ早いですね。


二宮尊徳像が建っているということは、この辺に学校がある/あったということです。


ニノさんの像のある場所は旧大間小学校の敷地です。1886(明治19)年千頭学校の分校として創立し、1965(昭和40)年奥泉小学校と統合されて廃止されています。今は温泉のイベント広場になっているようです。
青い建物が当時の校舎だったものです。廃校になって50年以上経っているとは思えぬ外観をしています。まあ外観は改修されているように見えますけど。玄関がオフセットされていますが、後者の向かって左半分は解体されたようにも見えます。実際のところどうなのかは調べればわかるかもしれませんが今回は割愛(手抜き)



集落の奥の方、終点のバス停まで来ました。うおー、バス停にお土産屋さんが入っている!これはエモい。


いやー、これいいですよ。高低差のある地形が良い。簡単に行ってしまえば旅情です。温泉地のバス停としては100点満点です。


なんと切符売り場もある!しかも有人窓口付き(現役)!
お土産屋に販売を委託しているのでしょう。ただのお土産屋ではなくちゃんと交通機関としての役目も果たしておられます。その隣ではソフトクリームやかき氷を売っているんだから商魂たくましい。バスの待ち時間にはぴったりです。


路線図と運賃表。列車乗り換えで金谷や井川までのきっぷも窓口で買えます。
ここまでフリーきっぷで来てしまったことを少し後悔。せっかくなら窓口で買ってみたかった!


出発するエアロスターを見送ります。いい眺めだ~。
当時はほぼ通年ここまでバスが乗り入れていたんですが、執筆時現在は押し寄せた観光客が狭い道路を歩くようになってバスの通行に支障が起きているので、冬の閑散期を除いて機関車が保存してある手前の温泉入口までしか来ません。
このバス停もお土産屋としては営業していますが、ぜひバス停として使っている冬にここを訪ねて乗り降りをしてほしいものです。


さて温泉です。掘っ立て小屋のような公衆浴場ですが泉質は本物です。露天風呂しかないです。

というところで今日はここまで。




 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その60【2016/6/15~22】

2025-01-20 23:20:15 | 海外旅行記
路線バスに乗って場所を移して、リドー運河の8連閘門のところから6kmくらい上流にきました。ここにも9番目と10番目の閘門があります。この閘門を抜けて少し遡上すると、人工の運河は一旦途切れて、天然のリドー川に合流します。



閘門扉はさっき見たのと同じですね。ここの扉はその上を歩けるようになっています。ちょうど渡っている人が写っていますね。私も渡りました。


巻き上げ機でチェーンを巻いて扉を開閉します。


中々の流量です。ちょっと氾濫寸前でおっかないくらいです。


閘室です。今は水位が下がっている状態です。さっき見た船はここまでは来ていないんでしょうか。


ここまで来た目的は実は運河じゃなくて鉄道です。ここにはOトレイン (O-Train) という旅客鉄道が走っているのです。ここはカールトン駅 (Carleton) です。
線路際で待っていると、赤い気動車がやってきました。ライトレールと言うにはやや大柄な車体です。このOトレインは貨物線を転用して運営している路線なのです。なので車両もヘビーレールサイズです。


カールトン駅に入線する気動車。車両はアルストム製のコラディア・リント41 (Alstom Coradia LINT 41)。全長41mの2車体連接式低床車体ディーゼル気動車です。肩が広いのが好印象ですね。これはC9編成で、全部でC4~C9の6編成がありにけり。


反対側からもC4編成が来ました。Oトレインは単線で、カールトン駅は列車交換可能な駅なのでちょうどここですれ違いするんですね。
ちなみに撮り鉄しているワイに気づいたのか、運転手がノリノリでダブルサムズアップ👍️👍️をしてくれました。たまにこういう主張の強い運転手さんがいるんですよね。
これに乗ってベイビュー駅 (Bayview) へ移動します。


ベイビューを折り返し出発するC4編成の後追い。まあヨーロッパ的気動車ですわな。


OCトランスポの路線バスとの立体交差。


もう1本待って到着する列車も撮影します。C9編成でした。2本で回しているようで。ちなみに列車は12分間隔です。
これを見終えたら今日の行動は終了して、黒鉄重工オタワ前線駐屯地(監獄ホステル)へと戻ることにします。
ベイビューは路線バスとの乗換駅なので、適当に最初にやってきたバスに乗ってダウンタウンへ戻りました。余談ですが執筆現在ではライトレールが新規開業していて、今はバスじゃなくてそれに乗り換えて移動できます。


監獄ホステルの様子をお届けしましょう。寝室もとい独房のある廊下はこんな感じ。みっちり詰め込まれていて、レオパレスよりも密度が高いです。
それでも基本的に相部屋住まいとなるユースホステルにおいて個室主体ですので、プライバシーやセキュリティ上は有利です。そういう点で実は気に入っているホステルです。


鉄格子の扉にはテキトーに鉄板が貼られています。一応プライバシー配慮なんでしょうか。上か下から覗き放題なんですけどね。


廊下。レンガむき出しの薄暗いアーチ屋根とか、雰囲気出てます。


共用スペースです。ホステルとして必要なものは揃っていて、普通に快適です。ホステルに泊まれる人は全然楽しめるでしょう。話の種に泊まってみるのはアリですね。


もう20時前ですが、ようやく夕ご飯です。こんな時間でもまだ明るいのが夏のカナダです。
ホステルの近くにあるハイランダーパブで一杯引っ掛けようという趣向です。パブだとぼっちでも比較的入りやすいんですよ。


ぐえーうまい!カナダではペールエールやIPAを飲みましょう!おいしいです。


食べ物はこの、豚スペアリブセット。甘い味付けのソースは正直ビールに合うとは思えませんが、カナダ人はこういうのが好きなんだろうね。付け合せが丸のとうもろこし1本という雑さもむしろ好きです。

いい感じに酔っ払ったら4日目は終了です。歩き回ったので疲れたー。明日の予定も目白押しなので、夜ふかしせずに独房で眠りにつきました。
5日目へ続く。


その61へ→



 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その59【2016/6/15~22】

2025-01-19 21:30:31 | 海外旅行記
オタワのリドー運河に来ています。ここには運河とオタワ川との高低差を解消するための8連閘門があります。リドー運河の閘門をもう少しよく見てみましょう。
閘門というのは高低差のある水位を船が移動するための設備です。水位の異なる閘門の上流下流の間にあって、その中で水位を変化できるようになっています。水上エレベーターのような感じです。つまりはパナマ運河と同じ方式なんですね。


閘門の前後にある扉が閘門扉です。上から見た時に上流側が山形となる形の門扉をしています。こうすると上流側からの水圧で門が自動的に閉じるようになるからですね。閘門扉は大人4人がかりで人力で開閉します。
門扉の間にある船が待機する場所は閘室と言います。


この穴の下に給排水装置があります。これで船が上流へ移動したい時は閘室へ上流から水を満たし、下流へ移動したい時は下流へ排水するようにしています。門扉を開けて給排水するのは色々大変なのでやりません。


なんとタイミングの良いことに、船が運河を上流へ向けて通過してきました。閘門の動きをその目で見る絶好の機会です。
いまちょうど4段目の閘門に入ったところです。いま管理事務所の職員がチェーンを回して門扉を閉めているところです。


下流側の扉が閉められていきます。3段目の閘門と水位が同じなのが分かりますね。こうしないと船は進めないわけです。一番奥に見える水面が低地のオタワ川の水面ですが、高低差があるのが分かりますね。1段あたりの高低差はだいたい3mくらいですかねえ。


下流側の扉が閉まると、上流側の給排水装置から水が供給されて閘室の水位が上昇します。


みるみるうちに水位が上がります。上の写真と見比べてくださいね。


閘門を管理する職員です。なんと短パン。もちろん制服です。


閘室の水位が上流側と同じになるまで満たされたら、上流側の扉を開けます。この通り人力ですね。


船が前進します。一連の作業時間は約10分です。8連あるので、前部通過するのに80分くらいかかる計算ですね。高低差を攻略するのは大変なのだ。


扉を通過します。
ちなみに、パナマ運河のパナマックス同様、リドー運河にもリドーマックスが設定されています。長さ 27.4m (89ft 11in)、幅 7.9m (25ft 11in)、高さ 6.7m (22ft)、喫水 1.5m (4ft 11in)です。


また同じことの繰り返し。給排水装置から給水されます。


個人のボートっぽいですね。まあ金持ちっすわ。


護岸に付いている水汚れの痕を見ると、普通に門から溢れて流れている、しかも結構な流量で、というのが分かりますね。増水した時はそうなることもあるってことでしょうか。


いい景色だなー。古都という趣だ。
奥の趣のある城のような建物はフェアモントホテルのシャトーローリエです。

というところで今日はここまで。

【1/72】三菱F1M1零式水上観測機一一型 日本海軍【ギャラリー】

2025-01-17 23:22:00 | 模型ギャラリー
キット:C23 零観11型「海軍基地航空隊」(フジミ)
仕 様:日本海軍佐世保海軍基地航空隊

瑞雲と同時に作った零式水上観測機のプラモデルです。
水上機でその上複葉機なので作るのは少し大変ですが、独特なフォルムは完成させたときの満足度を爆上げさせてくれます。


海軍の複葉機としては最後発の機体です。戦艦の艦載機として運用され、主に戦艦砲撃時の着弾観測などを任務とするつもりでした。結局艦隊決戦は到来しなかったのでそれで使われることはなかったみたいですが、潰しの効く機種だったので哨戒、偵察、船団護衛、迎撃、艦船攻撃など何でもこなしていたようです。


複葉機らしからぬ洗練された外観が好きですね。機体の大きさも手頃で良いです。


主翼間の張り線はなんとなくでやってみました。





フジミの航空機はこれと瑞雲しか完成させたことないですが、零観はいい感じですね。他のキットもこんな感じだと良いな。瑞雲は正直イマイチでしたな・・・。






上の主翼の支柱の取り付けはちょっと苦労した痕が見えますね。





「サ」は佐世保を表しています。


風防は付いていますが、密閉式の操縦席ではなかったようですね。


腹面。





以上、零式水上観測機一一型でした。