2018年、和歌山県に旅行へ行った時に105系に何度か乗りましたが、やっぱり好きな電車ですしそのうち引退してしまいますので、旅行の途中で日本橋のGMストアに寄ってエコノミーキットを買ってきました。
105系そのもののキットはないので、色々なものを合体して合成して作ることになります。
ベースとするのはエコノミーキットの101系です。実車の105系は103系を改造した電車ですが、側窓の形状は101系の方が近いのでこっちのキットを使います。
あとは103系用改造パーツも用意しておきます。
これには105系の顔面が付いています。他に常磐線用の103系1000番台の顔面も付いているのでこれも使って、常磐線から転用された105系を作っていきます。
一番左のは伊豆箱根鉄道の電車ですね。211系のキットをベースに使いますが、この度鉄道コレクションで商品化されるのでこの顔面もついにお役御免なのかな?
乗務員扉の隣の戸袋窓を埋めます。これはキットに埋め用の部品が付いています。
瞬間接着剤で隙間を埋めて、ヤスリで表面を整えます。
車体の連結面はトイレとか床置冷房とかがあるので車端部の窓は埋まっているのでそれも埋めます。
この窓を埋めるにはプラ板を切り出して埋めて表面をツラにします。このヤスリがけはクソ面倒ですね。
妻板部のマドも埋めます。
動力はGMの新しいコアレスモーター動力ユニットを使ってみます。専用の台車枠と床下機器も用意しておきます。
トレジャータウンのGMコアレス動力用アダプターを取り付けます。
これを使えばエコノミーキットにもコアレス動力を簡単に装着できます。その分お金はかかりますが便利ですね。
灯具は金属製に置き換えてレンズは透明部品にします。
まずは孔を開けます。左右の高さがズレるととてもかっこ悪くなるので、位置決めは慎重になります。おーこわ。
銀河モデルの新国切妻用シールドビームとテールライトの枠を埋めます。
103系顔の方は後でレンズだけ埋めます。
箱にしました。
屋根を塗装して屋根上機器を付けます。1
05系の冷房装置はバス用の冷房装置を流用しています。キットには入っていないので、ボナファイデプロダクトのWAU202を調達して取り付けます。
車体を塗って窓サッシやHゴム等の部分塗装もしました。
作るきっかけになったという意味で水色の単色で塗りました。あとはまあ、塗るのが楽ちんというのもありますけどね。確かに単色化で実車の塗装工程は楽になるのだなと。
塗料はGM鉄道カラーの青22号に少し緑と黄色を足しましたが、ほとんど変わらないなこれ。
レンズをはめて、表示器や運用番号にステッカーを貼ります。
ステッカーは富士川車両工業の105系500番台和歌山地区(黒幕)を使用。貼ったのは和歌山←→和歌山市、83M、ワンマン。
車体と屋根を接着。完成が近づいてきました。
スカートも取り付けます。これはタヴァサのJR西日本型スカートを使用。連結器はキットのものを使用。幌はGMの別売りパーツ使用。
これで完成です。やった~。できたぜ。
<使用塗料>
車体:GM6青22号:GM3黄かん色=9:1
床下:C2ブラック
屋根:GM35ダークグレー
屋上ベンチレーター:H83軍艦色2
屋上冷房装置:C8シルバー
窓サッシ:XF-16フラットアルミ
ケースに収納します。すでに調達していた鉄道コレクションの105系旧塗装と紀勢本線用の113系と一緒です。
残りの空き枠分には、たぶんそのうち発売されそうな227系1000番台を入れる予定です。なぜか和歌山地区の普通電車が充実することに。
完成後、最寄りのポポンデッタで早速走らせてきました。左のは鉄コレの105系。
コアレス動力は走りが快調で素晴らしい。文鎮動力にはもう戻れませんね。
手を加えて自分の欲する電車に仕立てると愛着も一入です。素組では味わえない満足感がえられます。
一方で、サードパーティ製の部品をそこそこ購入して作ったので、資材費は結構かかりました。予算オーバーでしたね。鉄道模型は結局完成品買ってもキットを自作しても金のかかる趣味ですネ。でもたまにやるには楽しいです。
といったところで今日はここまで。
今回はギャラリーは無しです。
運番は実際に乗った電車を参考に決めました。土日に乗ったので、なるほど83になるんですね。
和歌山の塗装は微妙な色合いが難しく結局完全再現とまでは持っていけなかったのは心残りでした。