中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 115 薬師寺

2012年02月07日 19時59分00秒 | 日記
     
      127代薬師寺官主  高田好胤さん

   数十年かけて、荒廃していた薬師寺の再建を手がけた官主・・皆様良くご存じの方。

   薬師寺は730年の創建・・・開基は「天武天皇」
   壬申の乱の戦いで苦労を共にした皇后、後の「持統天皇」の病気平癒祈願のため
   「薬師如来」を造像・・・その尊像を安置するために建立された・・・それが薬師寺。
   
   
   金堂はS51年に再建。
   西塔はS56年に再建。(1528年兵火により焼失)
   
    ←再建なった西塔

   兵火を逃れ、創建当時の姿を残す「東塔」・・・このたび大修理が始まるのだそうです。
   
    ←東塔
   
   実はその大修理のニュースを昨日観まして・・・物作りの知恵・・・をまたまた思いだしたのです。
   
   法隆寺の大修理、薬師寺の再建を手がけた宮大工の棟梁「西岡常一」さん。
   「樹齢1000年の檜は、木材としてさらに1000年もつ」・・・信念の下、求めつづけ、探し当てたのが台湾の山奥。
   その檜を使用するのだから、和釘も1000年の耐久性のあるものを・・・

   依頼を受けたのが「物作りの知恵」でアップしました「白鷹幸伯」・しらたかゆきのり・さん。だったのです。
   
   お二人とも・・・素晴らしい「職人さん」尊敬!!!!!
   西岡さん(1908~1995)はすでに亡く・・・今回はどなたが修理を請け負われたのか・・興味津々!
   白鷹さんは愛媛県松山市の鍛治師・・・今年で77歳・・・ご健在を祈りつつ!

   人は一代名は末代・・・・職人さんていいなあ!
   私も次に生まれてくるときは、庭師か宮大工になりたいです~~!

   薬師寺の再建・修理は浄財によってなされるとか。
   私もS46年頃「般若心経の写経」に添えて浄財をお届けしました。
   写経は800万巻に及んだそうです・・・

       薬師寺西塔・東塔の写真は「いこまいけ高岡」さんのブログからシェアさせて頂きました。