67camper's Blog

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輝かしいステレオ金ラベルのスリーサウンズ

2010-01-11 00:06:48 | jazz & vocal
Bottoms Up/The Three Sounds
(Blue Note BST4014)


 BNの諸作の中でも軽視されているのがGene Harris率いるピアノトリオ、スリーサウンズとオルガンの雄ジミースミスの盤でありましょう。オリジナルアルバムでも比較的REASONABLEなプライスが付けられ、まだ購買意欲も起きようと言うものですが、他の有名盤となると宝石ばりの値段がついているのには全く閉口してしまいます。1500番の後半から4000番台の中には、モノラルジャケットに「STEREO」と輝かしいデカールを冠したステレオ盤が何枚かあります。自分の手持ちの中でも2-3枚しかないのですが、この金ラベルを冠したスリーサウンズ盤が本日のアップです。

 タイトルはズバリ、「乾杯」です。日本では長渕の兄さんですが、到底これには及びませんがジャズでは、いやまだ有名じゃなくって、ブルーノートで乾杯ならこの"Bottoms Up”でしょう。乾杯の意では、"Cheers", "Toast"等が有名ですがこれもその意味ですよねぇ。前置きが長くなりましたが、メンバーはいつもの通りでGene Harris(p), Andrew Simpkins(b), Bill Dowdy(ds)のトリオです。いつものリラックスしたピアノはピーターソン、ガーランド、レイ・ブライアントをたして3で割ったようなスタイルです。"Besame Mucho", "Angel Eyes","Time After Time", "Love Walked In"と流れて行くA面もさることながら、思わせぶりなシンプキンスのベースがイントロに導かれてハリスン快活なピアノが聴ける”I Could Write  Book"がお気に入りです。 有名曲が多く、聴きやすさは彼らならではです。日曜午後のリラックスタイムには丁度の一枚ですね。

 所有アルバムはアドレスが”47 WEST 63rd NYC”のステレオ盤です。前述の金ラベルが燦然と輝く一枚です。BSTのくせに4014と8がないんですね。全部層かなぁ・・・?