67camper's Blog

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マチスのユードビーソーナイスがいいねぇ!

2010-01-23 18:25:58 | jazz & vocal

Swing Softly/Johnny Mathis
(Columbia CS 8023)

 アメリカのポップスの流れでは、男性ボーカルではナット・キング・コール、シナトラ、トニー・ベネットなどのビッグネームの次の世代では本日アップのジョニー・マチスも忘れてはならないシンガーかも知れません。マチスは1935年生まれで、トニーベネットが1926年生まれというから、この世代から言うと約10年後の世代です。ルバートとスィンギーな歌唱の取り合わせが絶妙で豊かな表現力と美しいテノールで魅了する上手いシンガーですが、日本ではあまり取り上げられることもないですよね。本日はマチスのバラード曲を収録したSWING SOFTLYをアップいたします。

 バッキングはパーシー・フェイスのオケです。全12曲おなじみの曲ばかりの構成です。中でもア-5の"You'd Be So Nice to Come Home to"はヘレンのように有名じゃないですがこのアルバムの華的存在で日頃愛聴しています。艶のあるテノールとスィンギーな伴奏とのコンビが抜群で、ストレートに原曲の美しさを大切にしたボーカルで男性ボーカル盤では白眉じゃないでしょうか?他にも「教会に間に合うように言ってくれ」や"Like Someone In Love"等も大好きなヴァージョンです。 B面の”Sweet Lorraine"は男性シンガーが好んで唄う曲ですが、マチスらしさが際立ち、クラシカルな名唱に対抗できるバージョンですね。

 所有盤はコロンビア6アイのステレオ盤です。真空管変更で広がったダイナミックレンジを満喫できるパーシー・フェイスのバッキングも楽しめる愛すべき一枚でもありますね。