Bengt Hallberg/same title
(Epic LN3375)
(Epic LN3375)
ヨーロッパジャズはあまり得意じゃないですが、北欧スウェーデンの名手Bengt Hallbergはゲッツのサウンドでの共演などで知られるピアニストです。端正で美しいタッチはヨーロッパジャズファンの間ではとても知られた存在ですが、ピアノトリオ好きには放っておけない存在ではないでしょうか?本日はオランダ、フォンタナ原盤で米国エピックから出された彼の名を冠したアルバムをアップいたします。
57年のストックホルム録音で、メンバーはBengt Hallberg(p), Gunnnar Johnsson(b), Anders Burman(ds)のトリオです。演奏時間はいずれも短く、各面6曲構成です。A面にはトップに"Dinah"を配し、"Where Or When", "Flamingo"、B面ではトップに"Body And Soul", ほかにも"The Touch Of Your Lips"や"Summertime"が演奏されておりスタンダード中心の選曲は彼の美しいタッチを味わうには最高です。各面の最後に配された"Frantic Blues"や“So Long Blues"の黒さはないですが洗練されたブルースフィーリングもなかなかのものですよ。
所有盤はエピックのイエローラベル、ブラックファンのモノラル盤です。たまには、こんな端正なスウィング感を味わえるヨーロッパジャズもいいですね。