予備試験論文の発表がありました。合格された方、おめでとうございます。
受験者2695名に対して、合格者は481名でした。合格率は17.85%になります。令和3年が、2633人中の479名合格で、合格率18.2%でした。ほぼ同じとみていいでしょう。なお、令和2年は19%でした(2439分の464人)。
令和元年の合格率が19.25%だったので、合格率で見ると令和の傾向として若干下がり気味ではありますが、これは論文受験枠を広げている影響が小さいながらも出ているからで、合格者枠自体は増やしていますから、そこまで気にする必要はないと思います。「論文受験枠2700、合格枠480~490名程度」という感じで考えておけばいいのではないでしょうか。
来年は、法科大学院在学中の受験が可能となり、本試験受験生の数が増える可能性があります。その影響を受けて予備試験合格枠を減らすのではないかと不安に思われていた受験生もいましたが、幸いにも杞憂に終わりましたね。私もこの点は安心しました。
寧ろ気になるのは、令和以降の合格最低点が、230点・230点・240点・255点と上昇傾向にある点でしょう。平均点自体が2年で20点ほど上がっていますね。