心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

好きな書風というのは

2012-09-25 | 木簡
                     (半紙) 木簡臨書


久々に木簡臨書。
通信で木簡を勉強していらはるMさんに~と書いてみた。

木簡は、なんといっても線の伸びやかさが魅力、って思う。
迷いのない、けれどテライのない、自由でおおらかな線が書きたいって思う。

正しい楷書や美しい行書を勉強してくると、どうしてもその形、型に
知らず知らずに整えられてしまって、優等生になりがち。

でもね、木簡は形じゃないんだよ、この姿のままを見て!って言ってるように感じるのでして。

「敦」や「正」の終筆の全てを振り払うような伸び、
「子」のでれんとした、そして「煌」のどこか得意げな表情、
そんなのを感じながら、一字一字と会話を楽しみながら書いてみる。

美しいこうあるべき姿だけが書の表現じゃなくて、
人の人生にも色々あるように、書だって不格好だったり
でも、生身の生き様を感じるようなのがあったりしても~ってね

そう考えると、好きな書体、書風というのは、
その人の人生とか価値観とかと、どこかでつながってるのかなって、ふと

さて、皆さまは、どんな書体、書風がお好きですか? 

こちらもお時間ありましたら→ インテリアの書
コメント (4)
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