心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

「極」

2016-09-25 | 書の話

今日は予定通り、旧知の門下生7名で師のお宅に伺いました。
亡くなるほんの数週間前まで、全紙に向かわれていたと。

ここに書かれるはずだった文字は「極」。
書く前にその意味に深く思いを馳せ、気持ちを集中されておられたそうです。

けれど、書かれることのないまま、
師の生き様が、懐かしいお稽古部屋に残されていました。

91歳。
最期まで書きたいという衝動に駆られ、書に人生の全てを注いでこられた姿に
言葉で尽くせないほどの敬意と感謝の思いで、胸が熱くなりました。

また、今日久しぶりに仲間に会えて、師の情熱に心動かされ
共に奮起、切磋琢磨し、書に夢中だった頃を思い出すことができました。

そして、お互いどこにいようとも、それぞれが「今」を大事にしたいね、と。
そして、師に頂いたご縁を、これからもどうぞよろしく、と。
コメント (2)
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