先日の書TEN(←ずずいと下までどうぞ~)会場で、
私の作品の前に高校生が立ち止まって何やらヒソヒソと。
うふふ~ と近づいてみると、「許」の作品について
「この人、なかなかセンスいいよ」って
おほっ
「あのぉ・・これ、私が書きました」
「え~。これ、かわいいですね 」
「ありがとうございます。実はこの「許」は、最後まで悩んだんです。」
許すって何色なんだろう・・
黄色でもない、ブルーでもない、うう・・ん。白かなって思ったんだけど
何かもうひと味足りない・・で、この花を添えてみました
「許す・・の色?」
「そう。何色だと思いますか?」
彼女たちは顔を見合わせて、困ってしまったようで
「書は、白と黒の世界なんだけど、唯一色を許されるとしたら、表具なんです。
色や素材といった演出に助けられて、作品はまた別の表情になるんです。
人もね、誰かに支えられたり支えたり、褒められたりして存在してるようにね。」
「はぁ・・・」
「でね、許すって・・って考えてたら、ごんべんの口は、笑っているようにして・・
この花を描いてみようって思ったの。」
突然話し始めた見知らぬ人に、戸惑っていたようだけど まだまだ話は続き・・最後まで話を聞いてくれてありがとうでした
実は、これだけ違和感があるって感想を頂いたり、私も展示の際、居場所に悩んだけど 「許す」ってことの難しさを、象徴しているのかな・・と、私なりの感想です
言偏の口を笑っているように・・・目から鱗です。
「許」の色・・・考えても見ませんでした。
最近はモノクロの写真を多く撮っているのですが
色を感じるモノクロを撮りたいものです。
まぁ・・・凡人には無理でしょうが^^;
この花も描かれたのですか?こういった柄の紙を使われたのかと思いました
でも私には到底無理そうなので、色に助けられながら、
私の作品を通して何かを感じたり考えたりするきっかけになれたらなぁって思っています。
のぼるさんのモノクロの世界には、色や音や香やいろんなものを感じますよ(^0^)
それにしてもそちらは、すごい雪のようですね。
実はたまたま、お正月のランチョンマットにと描いた花の絵が目にとまり、あ、これにしよう・・って
花模様は、鳥の子紙を貼って、作品を貼りこんでから描きました~