このブログ、すっかりご無沙汰を致しておりました。
最後に更新したのが11月7日、あっという間に時が流れ、
2015年も最後の日というところで、なんとか更新することができました。
さて。
どこからお話したらよいのやら
6月の個展の頃にFacebookデビューして以来、手軽にできるそちらでは
時々発信していましたが、自分の中では生活の一部だった時期もあるこのブログは
どこか故郷に帰ってきたような気分です。
そう。
その6月の個展期間中に、母が脳動脈瘤の予防のための手術を受け、
ほんの10日程で退院して、翌週には教室にも復帰できる予定でした。
けれど、思いのほか手術が長引き、術後に脳梗塞を起こし、
高次脳機能障害になってしまって。
手術の4日前に、私の書と丈青のピアノのコラボを楽しんでいたのに覚えていないのです。
それどころか、入院中には補聴器の豆電池を飲み込んでしまったり、
話していることが不可思議で、意味不明で。
一番ショックだったのは、お見舞いに行くと、車椅子に拘束されたまま
ナースステーションにいる姿でした。
私や家族が行くと、ここよ~と手を挙げてくれるのは、
嬉しいような、切ないような、信じたくない光景で。
それでも、少しでも脳の機能が回復してくれたらと、仕事が終わると病院に行って
一緒に絵手紙を描いたり、お喋りをしたり、母と過ごす時間を大事にしてきました。
元々天然な部分もある母だったので、意味がわからない中でも
冗談やドキッとするようなことばもあり、楽しくもあり
そこから今日まで、実に色々色々なことがありました。
こんなに更新しないことはなかったので、ご心配下さりお手紙を頂いたりしながらも
突然の事態をなかなか言葉にすることができずに、ただただ、現実と向き合う日々でした。
10月には、母に会いに来てくれたばかりだったのに、大好きだった叔父が突然亡くなり。
それは、一人暮らしの孤独死で。
その葬儀に出かけた往復の車で、父は腰を圧迫骨折して入院。
も~次から次へと人生劇場、濃厚で。
でも、悲しんだり落ち込んだりしてる暇なぞ全然なくて、というか
悲しむ勇気がなかったのかもしれないけれど。
それに、このブログを始めるきっかけにもなった禅語に出会えたお蔭で
心病む?こともなく、ただただ肉体労働に励んでいます
どこか他人事と思っていたことも、突然自分の人生にやってくることもあるわけで。
その時に、慌てないように、狼狽えないように、全てをそのままに受け止められるように。
久々にして、今年最後の1曲は、やっぱりこの人。
ハナレグミになる前のSUPER BUTTER DOG 明日へゆけ
当たり前だと思ってたものでも
突然消えてゆくことがあるって
僕はどこかでわかっているから
失意にくれることなどないよ
今度こそ、またぼちぼちっと、ここも再開したいと思っています。
母との楽しい会話なぞも、お話したいと思っとります。
そうそう、1月10日(日)に、個展をやらせて頂いたギャラリーで、書き初め会をやります。
詳細は新年明けてから。(Facebook 12/27でもご案内しています)
皆さま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
来年も懲りずにおつきあい頂けましたら幸いです
何かあったかなとは思っていましたが、大変な状況に対処されていらしたんですね。
どうぞご自身のお身体、くれぐれもご自愛ください。
よい年を迎えられますよう、心から願っています。
そんな大変なことが起きていたなんて
露知らず・・・
リハビリに行くと、腹部大動脈瘤の手術の失敗で脚の血管に梗塞を起こし歩行困難な方、脳卒中で高次脳障害の方たくさんいらっしゃいます。
医学が進んで、寿命が延びた分、障害者も増えるのでしょうね。
私は病院に入院していた時は、落ち込みが酷く、
死んだ方がましとか心臓病の方が良かったとかずっと思っていました。
今は、自分の今の状態を何とか受け入れています。
自分に残された能力を活かして少しでも世の中の役に立ちたいという気持ちから、ボランテアとして特養で唱歌・童謡の伴奏を右手だけでキーボードで伴奏させていただいたりもしております。
不幸は太古の時代からあるものだけれど、自分の身近に起きるまで、気がつかなかったりします。生きていれば、また、それなりに楽しいことも起きます。
沙於里さん、今のおかあさんを受け入れて寄り添ってあげて、凄い。
でも、頑張りすぎないでね。
11月末頃、自宅のノートパソコンにワインを飲ませてしまって、壊れていたというのもあり
皆さまのところへもずっと伺えずにおりましたが、ようやくここへ帰ってこれそうです。
ありがとうございます♪ 今年もよろしくお願いします
ほんとですね、自分に起こってみないとわからないこと、たくさん。
病気のこと、介護の現実、家族の絆、支えてくれる人の存在、生きるということ。
生きてるからこそ感じる痛み、悔しさ、やりきれなさや愛おしさや。
でも悪いことばかりじゃないですよね。
知らなかったことに気づけたことで、それを自分なりのスタイルで誰かに伝えたり、大丈夫だよって言えたり。
特養での活動、素敵ですね。
私もそういう機会を作れたらと思っています