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父母が買ってくれた五段飾りのお雛様があったのだけど。
今頃どこか誰かの家で、穏やかに微笑んでいてほしいな。
時々思い出しては、後悔したり懐かしんだりしています。
今は陶芸家の友人作の(お内裏さま7cm程の)かわいいお雛さまと、 ひな祭りの日を迎えています。
ひな祭りは女の子の幸せを祈る日だそうですが 今さらながら、なぜお内裏さまとお雛さま?という素朴な疑問がふと。
調べると、よい人に出会えますように、しあわせな結婚ができますように、 との願いもあるそうで。
わたしはと言えば、もういい年になってるのに(笑) なんとはなしに、毎年この時期に飾っています。 時代は変わって 何がしあわせかというのは人それぞれになっても この日があって雛人形は変わらずあるわけで。
そうだなぁ。 改めて、季節の行事の由来や意味を知る、ってのも、 暮らしを豊かにするヒントになるような気がしてきました。
子どもの頃、母がこんな話をしてくれました。
お母さんが子供の頃はね、元旦の朝起きると、 枕元に新しい下着がきれいに畳んであったの。 それで、あ、お正月が来たんだって、わくわくしたの。
そんな節度を教えてくれたお母さんのことを尊敬していたの。
今の時代はどんどん、一見無駄と思われる時間の中にある の思いや体温や願いみたいな 目に見えないものが忘れられているような。
まるっと昭和の人間のボヤキです。(笑)
女の子だけではなく、 皆さまにとって穏やかでやさしい日々でありますように。
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