心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

なんとはなしに

2025-03-03 | つれづれ

 

父母が買ってくれた五段飾りのお雛様があったのだけど。 

今頃どこか誰かの家で、穏やかに微笑んでいてほしいな。

時々思い出しては、後悔したり懐かしんだりしています。 

今は陶芸家の友人作の(お内裏さま7cm程の)かわいいお雛さまと、                          ひな祭りの日を迎えています。                 

ひな祭りは女の子の幸せを祈る日だそうですが                            今さらながら、なぜお内裏さまとお雛さま?という素朴な疑問がふと。

調べると、よい人に出会えますように、しあわせな結婚ができますように、                   との願いもあるそうで。

わたしはと言えば、もういい年になってるのに(笑)                             なんとはなしに、毎年この時期に飾っています。                                                                   時代は変わって                                               何がしあわせかというのは人それぞれになっても                             この日があって雛人形は変わらずあるわけで。  

そうだなぁ。                                               改めて、季節の行事の由来や意味を知る、ってのも、                            暮らしを豊かにするヒントになるような気がしてきました。

 

子どもの頃、母がこんな話をしてくれました。                                

お母さんが子供の頃はね、元旦の朝起きると、                        枕元に新しい下着がきれいに畳んであったの。                              それで、あ、お正月が来たんだって、わくわくしたの。

そんな節度を教えてくれたお母さんのことを尊敬していたの。

 

今の時代はどんどん、一見無駄と思われる時間の中にある                            の思いや体温や願いみたいな                                目に見えないものが忘れられているような。 

まるっと昭和の人間のボヤキです。(笑)

 

女の子だけではなく、                                           皆さまにとって穏やかでやさしい日々でありますように。

 

 

 


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