心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

【備忘録】見えてくるようす by ペケキムラ

2024-10-14 | グループ展

                                                    写真撮影は 小峯真実子さん

 

昨日の続き。

 

ブログでも何度かご登場頂いたペケキムラこと、木村純一さん。

革バッグ作家であり、そこここにあるものを何でも作品にしちゃうアーティストでした。

 

Facebookで素敵だなぁと、銀座奥野ビルのサロン・ド・ラーさんでの三人展に伺い

その時にバッグを買って、でもお声をかけられずにいたのですが、そこからご縁を頂き

ギャラリー自由が丘でのグループ展に誘って下さり~からの6年でした。

 

1点1点手縫いで、同じものは1つとしてない、唯一無二のバッグはもちろん、

ペケさんの気さくで人懐こくて、無防備に無尽蔵に惜しげもなく愛と自由を放出しながら

ちらっと男の哀愁とやらを見せたり、実は人一倍サービス精神旺盛で、

さりげなく回りの心配をしたり応援してくれるお人柄に、多くのファンがいたわけです。

 

ペケさんの×は、バッテンではなく、cross/交差・交わり。

人と人、アートと人、苦しみとか喜びとか生きていると出会ってしまう点と点を

ユーモアとエスプリでつないだり解放したりすること。

 

ペケさんには、こうじゃなきゃいけないなんてものはなくて、

「あなたはあなたでいいんだよ」と言ってくれているような安心感から、

素直な自分を探したいと思えてくるのでした。

 

 

2年位前に癌が見つかり化学療法をされていましたが、副作用で手が震えて絵が描けない、

俺はまだまだ手仕事がしたいからと、民間療法をしながら、仲間との時間を楽しまれ、

本当に最後まで絵を描いておられたようです。

 

まだまだ挑戦したいことが山ほどある、といろんなアイデアを

わたし達にも話して下さっていたので、残念です。昨秋前にお会いした時はそれでも

お元気そうだったので、今年の1月の訃報には言葉を失いました。

 

多くの作家さんたちとのご縁や、ものづくりの楽しさ、生きるということ、死ぬということ、

感激や刺激や発見や・・分けて頂けたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

あのエネルギーはどこからきていたのか、聞いてみたかったです。

 

昨夏のペケさん作品集第2弾に続き、遺言のようでもあった第3弾は

SNSや普段の何気ない会話や愛用のノートから、ペケさんの言葉を

【つくる】【ようす】【いきる】【つながり】とテーマを分けて集めました。
 
美術家としての生きざま、そして何よりも大事にされてきた人と人のつながりへの
 
思いが詰まっています。
 
もちろん一点一点、唯一無二の革バッグも掲載されています。

一部ですがご紹介させてください。 画像クリックで大きくなります。

 

   

 

    

本屋さんでは販売していなくて限定部数のみですが、まだ多少在庫はありそうです。

ご興味ある方がいらっしゃいましたら、コメント欄にお問合せくださいませ。

(事前承認にしてありますので、非公開で送れます)

 

 


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