新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

美術にどきどき、わくわく!(その2)

2012-12-04 23:51:55 | 美術館・博物館・アート

「美術にどきどき、わくわく!(その1)」のつづきです。

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東京国立近代美術館(MOMAT)で開催中の、東京国立近代美術館開館60周年記念特別展「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」から、気に入った作品を挙げていったらきりがないのですが、それでも選りすぐりのものを紹介します。

一番衝撃的だった、展覧会のタイトルを借りれば、ぶるっと来たのはこれでしょうか…。

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加山又造の「春秋波濤」です。
日本画でありながら、っつうか、日本画伝統の細かな描き込み装飾性豊かな一方で、日本画離れした造形色遣い、、、そう、Keith JarrettJazzのような雰囲気…
かなり意味不明かも…

121204_1_03 この作品が展示されていた3階の展示室10「日本画」は、この展覧会で最も濃密な(幸せが満ちている)展示室だったような気がします。
例えば、(その1)で書いた東山魁夷「秋翳」小倉遊亀「浴女 その一」福田平八郎「雨」もそうだし、展覧会のフライヤーやチケットに使われている上村松薗「母子」(右の作品)も、徳岡神泉「苅田」(下の作品)も、

121204_1_04 どれもこれもステキだなぁ~

明治の初め頃、「日本画に未来はない的な論陣を張っていた評論家の方々は、もしこれらの作品を目にしたら、どんなことをのたまうのでしょうか
ニヤニヤしながら拝聴したいものです

そうそう、安田靫彦黄瀬川陣も、

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下村観山「木の間の秋」も、

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川端龍子「草炎」も、

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写真はないけれど小茂田青樹「虫魚画巻」も、どれもこれも甲乙つけがたい作品で、この展示室を観覧できるだけで入館料1300円元を取れた気分でしたゾ

いやぁ~、この質と密度、たまりません

つづき:2012/12/05 美術にどきどき、わくわく!(その3)

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