「紀伊半島旅行記(その10:伊勢編 その4)」のつづきです。
外宮(豊受大神宮)のメインゲートといえそうな「表参道火除橋」の左手、勾玉池に面して、新しい建物が立っています。
今回の式年遷宮を記念して建てられ、2012年4月にオープンした「せんぐう館」です。
私は、外宮に参拝した後、内宮(皇大神宮)に向かう前に見学(入館料300円
)したのですが、この順番がベスト
じゃないかと思っています。
その理由は追々書く
といたしまして、「伊勢神宮を知る、きっかけの場所」というキャッチフレーズを持つ「せんぐう館」の展示は、HP
によれば、
せんぐう館の展示資料は御装束神宝の製作や御正殿の造営に関する模型や映像など多岐多様です。それらはすべて、神宮式年遷宮が伝えてきた「精神」と「情報」という「形なきもの」を、目に触れ、肌で感じることができるように表現した画期的なものです。
と、観念的ですが、そんなことを放っておいて
、普通の博物館のように観覧
しても、せんぐう館は見どころ満載
でした
まず、「永遠の匠たち」と題する展示。
この展示は、式年遷宮にあたって新調される「御装束神宝」
と、「社殿造営」
に関するもので、工芸と寺社建築の粋
の一端を拝見することができました。
とりわけ、「御装束神宝」の製作過程の展示は感動モノ
20年前に製作されたモノを、そのままに再現することに専念した職人さん達の技能とプライドと意地が炸裂
しているようで…
「せんぐう館」に展示されている作品は、展示用に途中まで作られたものでしょうけれど、それでも素晴らしい作品ばかりで、本物の「御装束神宝」につぎ込まれているであろう「職人さん達の技能とプライドと意地」の一端を垣間見るようでした。
まったくもって人間業とは思えない
、凄い
としか表現のしようのない作品の数々、こりゃ、観なきゃMOTTAINAI
と断言
しておきます
「その8」で書いたように、外宮の正宮は、四重の「垣」の一番外側にある「板垣」から内側は撮影禁止
で、しかも参拝する「外玉垣南御門」からは、肉眼
でも正殿を拝見することはできません
せいぜい、別宮を拝見して、「正殿もこんな感じなんだろうな…」と想像するのが関の山
そんな私の「欠けたピース」の一部を埋めたのが、せんぐう館のこちらの展示でした。
「外宮殿舎配置模型」と共に、
外宮正殿東側の4分の1部分を原寸大で再現し、
外宮正殿の構造がよく分かるように忠実に作られています。
という、外宮正殿の原寸大レプリカ
これまた、こりゃ、観なきゃMOTTAINAI と断言
しておきます
デス。
上に、
私は、外宮に参拝した後、内宮(皇大神宮)に向かう前に(せんぐう館を)見学
(入館料300円
)したのですが、この順番がベスト
じゃないかと思っています。
と書いた理由がご理解いただけますでしょうか?
これ以上書いたらヤボってヤツかも…
残念ながらせんぐう館の館内は撮影禁止
で、撮った写真
は、かきつばたがちょろちょろ咲く勾玉池のこちらくらいのものでした。
内宮(皇大神宮)への参拝のお話は「その11」で