TVの買い替え
と、それを契機に決行
したリビングの大片付けのおかげで間が空きましたが、「THE SUPER TOUR OF MISIAをふり返る #5」のつづきです。
「THE TOUR OF MISIA」にはREMIXメドレーとダンサーが「つきもの」でしたが、今回の「THE SUPER TOUR OF MISIA」は、REMIXメドレーこそなかったものの、ダンサーさんが参加していました。それも、毛色の違う複数チームが…。
メインのYOSHIEさん率いる女性ダンサーズに加えて、辻本知彦さん率いる辻本組のみなさん、そして、横浜2日目のFinal限定で菅原小春さんのソロダンス…。
というわけで、「#6」はダンサー編です。
まず、女性ダンサーズは、MISIAのライヴでは馴染み深いスタイルで、過去に用いられた振りを交えながら、「現在のMISIA」を盛り上げていたと思います。
実は、私、今回のツアーで一番のお気に入りのダンスだったのは、「あなたにスマイル:)」でして、4月28日の夜(横浜初日から帰ったあと)、私の頭の中ではずっと「あなたにスマイル:)」のシーンがリフレイン
されていたくらいです。
全体としても、先輩ダンサーが創り上げた遺産を引き継ぎつつ、「現在」を盛り込んだ「Girls just wanna have fun」な YOSHIEさんの振付はお見事 でございました。
一方、一夜限定だった菅原小春さんのダンスは、正直言って、「逢いたくていま」の歌にも、小春さんのダンスにも集中したいけれど、「両方一緒は無理だぁ~
」ってやつでした。
「逢いたくていま」は、歌うMISIAがいれば、ほかには「何もいらぁ~なぁぁい~」だと思うわけで、小春さんのダンスを入れるならば、他の曲でお願いしたかったと思っています。
そうそう、「逢いたくていま」でMISIAの歌と小春さんのダンスのコラボレーションが繰りひろげられた「場所」は、ターンテーブルを模したステージの中央、レコードレベールを模した部分でした。
この「レコードレーベル」の中央部分が上昇して、なぜか普通のターンテーブルとは逆
の反時計回りに回転する上で、MISIAが歌い、小春さんが踊っていました。
その映像を先週土曜日のめざましどようびで観て
、録画したモノを何度も観て
、ステージ中央の「レコードレベル」を再現
してみたのがこちらです。
ほんの数秒観られただけですので、細かいところはよく読み取れなかった
のですが、まぁこんな感じだったと受け取ってくださいませ。
円状に書かれたCOPYRIGHTの位置が内側過ぎるとか、バランス的に物言いしたいところはありますけれど、白い縁取りにピンクの色づかいは、1st Album「Mother Father Brother Sister」のCD盤のデザインを髣髴とさせて、20周年記念公演
のステージデザイン
としてはなかなかのデキ
だと思います。
さて、MISIAの衣装換えのタイミングで始まった辻本組のコンテンポラリーダンスは、かなりのインパクト
でした。
弦一徹ストリングスが奏でる重厚なサウンドをバックにセンターステージで繰りひろげられる男性2人のダンスには目が釘付け
そもそも私がコンテンポラリーダンスを目の当たりにするのは大阪初日の公演が初めてのことで、ダンサーの動きや手や足の先の細部まで見落としてなるものか と大注目
おかげで、途中からメインステージ上に大勢のダンサーが登場していたことに気づかなかったほどです
あのダンスが表現しているのは何なのか、ずっと考えてきましたが、横浜2日目に私なりの結論が出ました。
あれは、「蜘蛛の糸」なのではないか、と…。
何物かに捕らわれてもがいている二人、それぞれなんとかその束縛から逃れることができたものの、次に待っていたのは、同様に束縛から逃れることができたもう一人。
せっかく自由をつかみかけたというのに、他人を蹴落としても自分だけ早く自由になりたいと思ううち、二人は争い、互いに束縛し合うことになってしまう…。
そんなストーリーを感じました。
もっとも、辻本さんの意図がどうだったのかは知るよしもありませんけど…
それにしても、あの時間、場内の雰囲気がピリッと張り詰めたのを感じていました。
人によっては「休憩タイム」「トイレタイム」とした向きもあるようですが
でも、あのダンスシーンは、「Girls just wanna have fun」というツアーの副題とはそぐわない気がする一方で、まさに芸術的っつうか、アートなひとときで、私としては、新鮮な体験でした。