そろそろ「THE SUPER TOUR OF MISIAをふり返る」シリーズもまとめに入らないと… というわけで、「THE SUPER TOUR OF MISIAをふり返る #6」のつづき、完結編です。
大阪初日の感想(こちらの記事)で、
ただ、初日ということもあってか、イマイチ呼吸が合わない部分があったり、PAがちょっと… なところがあったり、あと、根本的なところでう~む…
と思ったりもしたのですが、
と書きました。
ここでいう「根本的なところでう~む… と思ったりもした」のところが、「THE SUPER TOUR OF MISIA」のキモだっと思っておりまして、それは、このツアーのバンドが、重実徹さんをバンマスとするいつものMISIAバンドと、黒田卓也氏をバンマスとするの混成チームだったこと。
大ざっぱに言えば、ホーンセクションとBassとPercussionがSoul Jazz Team、その他(Drums、Guitar、Strings)が「いつものMISIAバンド」、そしてKey BoardsはSoul Jazz Team(大林武司さん)と「いつものMISIAバンド」の重実さんとのツインというややこしさ
でした。
去年開催された「MISIA SUMMER SOUL JAZZ」のライヴビデオを視聴すれば判るとおり、Soul Jazz Teamのテンポはゆらぎまくりで、「いつものMISIAバンド」の方は「打ち込み
」に合わせて演奏したりする必要もあって、いつもクリック感バッチリ
です。
とくに、リズムセクションのDrumsとBassが両チーム混成ですから、DrumsのTOMOさんは、さぞかしやりづらかっただろうなと思います。
実際、大阪初日では、どうも息が合わないというか、一つのバンドとして成立していない感じが漂っていました。
ところが、大阪2日目以降は、そんな感じがどこかに行ってしまい、耳慣れた「いつものMISIAバンド」のサウンドと、「MISIAの新境地」を引き出したといってもよいSoul Jazz Teamのサウンドが妙に一体ととなってそれこそ「音楽多様性(Musicdiversity?)」の世界が繰りひろげられたという次第…
でも、「20周年記念」のライヴに、Soul Jazz Teamが必要だったのか? という疑問がつきまといます
確かに、Soul Jazz Teamをバックにした「めくばせのブルース」とか「キスして抱きしめて」なんかは、むちゃくちゃ大好き
なんですが(この2曲がアルバム「MISIA SOUL JAZZ SESSION」
に収録されていないのがドデカい
不満
)、それでも、やはり「20周年記念」ライヴなんですから、明男ちゃんや久美さんやASA-CHANG、できれば種ちゃんとか須藤さんも(アレックスはどうしても無理…
)含めた「いつものMISIAバンド」でやってほしかったな、と思ってしまいます。
でも、「THE SUPER TOUR OF MISIA」の4days、どのライヴも、ほんっっっっとに良かった 素晴らしかった
「MISIA星空のライヴX」から始まるMISIAの新しい時代に期待してます
ということで、このシリーズ、完結といたします。m(_ _)m