「久しぶりの鉄道博物館(常設展編:前半)」のつづきです。
私が鉄道博物館(鉄博)に出かけたのは12月23日、当然ながら一部の展示がクリスマスバージョンになっていました。
こちらの弁慶号とか、
ED75もクリスマス仕様におめかししています。
この「ED75 775」の車体左側前方部に「秋」というプレートが差し込まれています。
「秋」は秋田車両センター(旧秋田機関区)に所属する機関車であることを示しています。
秋田車両センターは私の実家のすぐ近所(1kmほどかな?)でして、かなりなじみ深い展示品です。
私の気になった(≒気に入った)展示をいくつか紹介しましょう。
「国鉄最初の本線用国産電気機関車」のED40の模型です。
電気機関車といいながら、蒸気機関車のように往復運動をロッド(棒)を介して動輪の回転運動に変えて走ります。モーターの回転運動を、どうして一旦往復運動に変えて、再び回転運動に変えるのでしょうかねぇ?
実物に接近すると、
ますます、電気機関車には見えません。ちなみに、奥で白く反射している歯車がありますね。これはアプト式の歯車です。レールの真ん中にしかれた歯形のラックレールと噛み合うことで、急勾配を昇っていく仕組み。
また、写真の右端に写っている「おかっぱ頭のレール」のようなものは、電源を供給する第三軌条。地上近くに設置された「第三のレール」から電源の供給を受ける電車と言えば、東京メトロの銀座線・丸ノ内線を始め、全国の地下鉄で見ることができますが、日本最初の第三軌条対応の車両は、このED40だそうな。しかも、普通の架線区間でも走れるよう、パンタグラフも装備しているハイブリッドな電気機関車です。
「新幹線の誕生」コーナーに展示されていた運行表示板(と言うのかどうか不明)を見て、またまた思い出しました
こちらの記事で書いたこの映画
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新幹線大爆破 [DVD] 価格:¥ 4,725(税込) 発売日:2002-07-21 |
また見たくなってきました、「新幹線大爆破」。
そういえば、この映画に出てきた運行表示板は、右端が東京で、左側が新大阪方向だったような気がするな…。
天気がよかったので、屋上のパノラマデッキに上ってみました。
北東の彼方には筑波山がくっきり。
南西の方向には、かなりの強風が吹いている様子の富士山。
鉄博名物のひとつ、模型鉄道ジオラマは、入場整理券が必要な「観覧プログラム」が1日4~6回程度が行われていますが、「観覧プログラム」の合間にも、模型は動いていて(解説あり)、自由に観ることができます。
並ぶのが嫌いな私は、こちらの「自由観覧」を選びました。
と、これが予想外に楽しい
昼~夜~朝と時間経過にそって、動く電車が違うし、ライティングも変わっていきます。
私の斜め後ろで観ていた鉄子さんグループは、「感動しちゃったぁ」とおっしゃっていました。
今度来る時は、正規の(?) 観覧プログラムを観たい気がしてきましたよ。
前に来た時に比べて、電車の中でお弁当を食べられるフレンドリートレインがずいぶん増えていました。鉄博のレストランや駅弁売り場は混む時は結構混みますので、大宮駅で駅弁やお弁当を買って、フレンドリートレインの中で食べたらよろしいかと思います。
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