12月23日に出かけてきた鉄道博物館(鉄博)の探訪記・常設展編です。
私が鉄博に行ったのは、07年11月、08年11月につづいて3度目。鉄博に行くのがいつも冬なのはなぜなのでしょうかねぇ…。
それはともかく、いつ行っても、老若男女の区別なく、来ている人たちがみんな楽しげにしているのが心地いい
開館直後のようには混んでいませんし、さりとて閑散としているわけでもなく、思う存分、鉄道を楽しむことができます。
さて、今回、3度目の鉄博訪問で初めての体験が2つありました。
まず、去年の11月から展示が始まった「0系新幹線」。
置かれていた説明パンフレットは、かなり「オタ度」の高い、細々とした記述のものでした。
試しにこのパンフレットをPDF化したら、2.67MBものサイズ
になってしまいました。それでよければ、また、見開きページが分割されていてもよければ、こちらからダウンロードしてくださいまし。
私、思い起こしてみても、0系新幹線には乗ったことがないような気がしています。というか、そんなに気にしていませんでしたし、思い入れもなかったし…
そんなわけで、鉄博の「0系新幹線」展示スペース(0系新幹線の展示については、日経トレンディのこちらの記事をご覧ください)では、私の興味の対象となったのはこちらの展示の方でした。
東京駅丸の内駅舎の外壁(現物)です。
説明文を拡大しておきましょう。
現在進行中の復原工事に伴って、切り取られたもののようです。
で、去年10月にNHKのブラタモリ「丸の内をブラタモリ」で紹介されるや、このブログのこちらの記事へのアクセスが一挙に増えたというエピソードを持つ「覆輪目地」を久しぶりに間近に見ることができました。
現役の「東京駅の赤煉瓦と覆輪目地」なんて、ちょっと前まではいつでも見られたのですが、復原工事が進んできたら、すっかり覆い隠されてしまっているのですよ。
建物ついでに、こちらの模型をご覧くださいませ。
京浜東北線の与野駅だそうです。何のへんてつもない、ただの駅にしか見えませんが、1960年に建てられたこの駅舎は、駅舎(改札口や事務室など)が線路やプラットホームの上に位置する橋上駅の「はしり」だったそうで、この与野駅をモデルにして、全国に橋上駅がひろまっていったのだとか(こちらをご参照ください)。
う~む、なるほど~。でも、やはり何のへんてつもない、ただの駅ですな
話が逸れたついでに、小ネタを一つ。
旧大宮赤十字病院(現さいたま赤十字病院)は旧与野市(現さいたま市中央区)にあって、与野駅は旧浦和市(現さいたま市浦和区)にあります。
もう一つの「初体験」は、鉄博のシンボルともいうべき「C57 135を乗せた転車台が一回転して、汽笛がぶうぉ~~」でした。
SLの汽笛を聞くなんて、何十年ぶりなんでしょうか?
何とも厚みがあって、ステキな音でした(小さなお子たちには大きすぎる音
かも…)。
しかも、展示室の天井が高くて広大なものだから、残響音まで楽しめましたし。
ただ残念なのは、圧縮空気を使って汽笛を鳴らしているため、湯気が噴き出すシーンにはならないこと。こればかりは仕方がありませんな…。
どんな音かは、YouTubeから選りすぐったこちらの動画で体感してみてください。
ということで、「鉄博で初体験 2題」を書いたところで「前半」は終了です。
このつづきは、また明日
つづき:2010/12/26 久しぶりの鉄道博物館(常設展編:後半)
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