新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

わたし的にはかなり不満

2012-12-20 21:40:59 | MISIA

きのう、職場を出た時、時計は20:30をまわっていました。
「これだと、道がすいているとしても、家に帰り着くのは22:00頃か…」と考えて、思い出しました
22:00から「『DEEPNESS』Release記念 SECRET CLUB LIVE」が始まるではありませんか
おわぁ~、まずい こりゃ、急いで帰らねば


ということで、高速道路を使って帰ることにしました。
そして、東名高速横浜町田IC近くまでたどり着いた時点で、クルマナビによると、


121220_1_01


自宅への到着見込み時刻は21:54頃


おぉ、きわどいな…


しかも、東名首都高速3号線も順調に通過できたものの、首都高速の中央環状線・山手トンネルに入ると、こんな時に限って、前を走る(追いついてしまった)のは2台の白バイ


またもや、おわぁ~、まずい です…


車線変更してじんわりと2台の白バイを追い抜く手もあったのですが、そこは小心者の私早く出て行ってくれないものかと願いつつ、制限速度の60km/hを守って走る白バイの後ろを走り続け、結局、板橋JCTまでの約12km60±5km/hをキープして走ることになってしまいました。


   


そんなこともありましたが、自宅には21:45に到着し、そそくさと着替えて、さっそくPCを立ちあげ、USTREAMにログイン


すでに「配信中です」ということで、映った画面は、MURODJプレイ
おぉ、開演直前THE TOUR OF MISIAの雰囲気です
そして、画質は良くないけれど、DACを介してPCと接続(こちらをご参照)してあるステレオセットから出すと、かなり高音質
こりゃよござんす


と、ここまでは良かったのだけれど、定刻の22:00になってもMURODJプレイは続いています。22:10を過ぎた頃、ふと思いました。
「いつものMISIAのライヴのように20分押しか?」
この予感は当たり、22:20を過ぎてもMISIA登場しません

さらに、MUROのプレイが終わり、いよいよMISIAかぁっ と思ったら、今度はDJ GOMIDJプレイがスタート…


GOMIさんのDJプレイは、使っている機材(半透明のタッチパネル)が面白かったし、サウンドもかなぁ~りかっこよかったんだけれど、でも、この展開は…


そして、ようやくMISIAが登場したのは、もう23:00近い時刻でした。


わほ~、MAWARE MAWARE


MISIAぁ~ と盛り上がったのだけれど、バックにオリジナル音源のMISIAの歌声が混じっていて、何だか変…
しかも、「シークレット・ライヴ」に集まっている人たちの反応がビミョー
タオルがないのは仕方ないかもしれないけれど、手を振り回すわけでもない…
さらに、「INTO THE LIGHT」(ここで来るかぁ~)では、基本中の基本、腕上げをする人がいない…
いったいどんな人たちを集めたんだ?

そして、「つつみ込むように」を歌ったMISIAは退場し、再びGOMIさんの単独DJプレイが再開…


いったい、何、この企画


意図がさっぱり判りません

121220_1_02 「MISIA REMIX 2003 KISS IN THE SKY」のリリース記念のシークレット・パーティもこんな構成だったわけですけれど、あの時はMISIAの出演は公表されていなくて、まさにサプライズでしたが、今回の『DEEPNESS』Release記念 SECRET CLUB LIVEは、MISIAのライヴを打ち出していたわけですから、かなり状況が違います。

とりわけ、TVドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」を通じてMISIAに関心を持って「DEEPNESS」の初回限定盤を購入した「MISIA初心者」の人たちにとっては、「何、これ?」でしょう
もしかするとMISIAファン候補の何人かを失ったかも…


企画そのもの聴衆の人選(?)、オリジナル歌声入りのバック音源のどれも、むちゃくちゃ不満
また、『DEEPNESS』Release記念を謳いながら、次のCD「Back In Love Again」リリース当日にやってしまうお間抜けぶりだし…


私としては、空前絶後の最悪企画と断言したい気分です


もっとも、私が視聴をやめた直後MISIAが再登場して「HOLIDAY」を歌って、配信が終わった(らしい)ことが悔しいって事情もありますが…


12/26(水)12:00~12/30(日)24:00再放送されるそうなので、こちらで「HOLIDAY」を聴かせていただきます。

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いよいよ明日!

2012-12-19 00:01:55 | MISIA

きょう、帰宅すると、予定どおりこちらが届いていました


Back In Love Again(feat.布袋寅泰)(初回生産限定盤)(DVD付) <nobr>Back In Love Again(feat.布袋寅泰)
(初回生産限定盤)(DVD付)</nobr>
<nobr>
価格:¥ 1,300(税込)
発売日:2012-12-19</nobr>

明日の出勤からヘビロテを開始します


さらに、「back in love again feat. tomoyasu hotei」iPodに入れる作業をしている最中、こんなメールが届きました。


121218_1_01_2 おぉ、「『DEEPNESS』Release記念 SECRET CLUB LIVE」の配信が、明日(12/19)の22:00からでしたかぁ
すっかり忘れていました


それにしても、「SECRET CLUB LIVE」って、どこでやるの?


【追記】この記事を12月18日のうちにアップするつもりだったのに、手違いで日をまたいでしまいました
「『DEEPNESS』Release記念 SECRET CLUB LIVE」の配信は、きょう(12/19)デス
お間違いなく (2012/12/19 00:05)


つづき:2012/12/20 わたし的にはかなり不満

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今年の「東博納め」(その1)

2012-12-17 23:07:17 | 美術館・博物館・アート

昨日、こちらにも書いたように、今年の「東博納め」に行ってきました。


今年の「東博初め」は、今年1月6日のことで(記事はこちら)、この時に購入したパスポートにの期限は、私が帰省からUターンする予定の来年1月5日ですから、このパスポートで入場するのはこれが最後なんでしょ、きっと。

特別展のスタンプは少なかったけれど、10回(この他、別に入場券を買って2度目の「ボストン美術館 日本美術の至宝」にも行きましたっけ)も東博に行ったのですから、充分に元はとれたとせこいことを考えたりして…


んでもって、東博に着いて、まず一服しながら空を見上げますと、国旗東博の旗がはためいていました。


121217_1_01


これを見て、ふと思いましたELT(Every Little Thing)ソフトバンク モバイルLTEのCMに出ているように、TMN(TM Network)TNM(Tokyo National Museum:東博)のCMに起用したらどうだろうか…


いや…、二番煎じ極みですな…


   


さて、東博・日本館1階(ジャンル別展示)の初っぱな、11室(彫刻)には、約1年振りに拝見するこちらの作品が展示されていました。


121217_1_02 今年の年賀状に使わせていただいた、木喰(もくじき)さん「自刻像」です。


何度観ても、ステキな笑顔です


121217_1_03 んでもって、この木喰作「自刻像」の右隣りに展示されていたのは、


121217_1_04

円空「如来立像」です。


衣の表現が木喰さんの作品とは随分違いますが、お顔をしげしげと拝見しますと、


121217_1_05 これまた和むお顔

いいですなぁ~


ちなみに、来年の東博最初の特別展は、「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」(2013年1月12日~4月7日)です。


121217_1_06 「如来立像」は、特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」予告編という位置づけなのでしょうか?
「円空<木喰」の私ではありますが、絶対に行きますよ、特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」


   


先月、東博に行った時、1階のラウンジの「時計が止まっていた」のですが(記事はこちら)、きのうもこの時計は変でした。


121217_1_07 ただし、先月は6:02頃(正しい時刻はPM3:53)を指していたのに、昨日は3:02頃(正しい時刻はPM1:58)を指していました。
っつうことは、止まっているのではなく、いいかげんな時刻を指しているということか


と、この時計の下の扉に、こんな貼り紙


121217_1_08 「時計 調整中だそうな


どうか調整がうまくいって、この時計が現役復帰できることを願っています


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2013年がすぐそこまで来てます

2012-12-16 21:53:38 | タウンウオッチング

きょう、早々に投票を済ませた私は、随分前から年越し帰省の恒例のお土産にしている某カレンダーを買うべく、そして、今年の「東博納め」を実行すべく、都内へと向かいました。


と、その前に、、、、最寄り駅の駅前再開発が随分と進んでいます。
2010年7月にはこんなだった駅前が、


121216_1_01


こんな風変貌しました


121216_1_02_2

この写真の左側に見えている建物は、「複合公益施設 サウスピア」という施設で、区役所や公民館的な施設(コミュニティセンター)などのほか、市立図書館が入る予定になっていて、来年1月4日にオープンするのだとか。
ホントはこの建物、すぐ隣の高層マンションに先立って今年5月にオープンするはずだったのですが、今年1月に火災が発生して、オープンが半年遅れることになってしまったいわく付きです…


この火災、起きたのは平日の昼前で、私は昼休みに眺めていたネットのニュースで知りました。


わお~、やっちまったか…


これまで一度も学校以外の公立図書館から本を借りたことのない私ですが、それでも「徒歩5分」の至近に公立図書館がオープンすることに期待を持っていたし、それよりも何よりも、さいたま市民、納税者としては、おいおいって気分でした。

もっとも、建物は建設中で、市への引き渡し前ですから、市が蒙る損害はそれほどではないかとは思いますけど…


それはさておき、最寄り駅側から眺めた風景を比較してみましょう。

2010年7月の風景がこちらで、


121216_1_03


きょう午前中の様子がこちら


121216_1_04


なんだか、別の街になってしまったかのような変わり方ですなぁ。
富士山もよく見えなくなってきたし…


121216_1_07


もっとも、私がこの街に住むことを決めた時には、すでに再開発計画が決まっていたわけで、ぼんやりと想像していた状況が、現実のものになったことが、いわゆる「感無量」ってヤツです。


ところで、工事現場には、この地域の変遷を航空写真で見られる粋な計らいがありました。
私が、この街に住むことなんて想像すらしていなかった頃がこちらで、


121216_1_05


私が住み始めて以降がこちらです。


121216_1_06


「2007年(平成19年)」の写真空き地になっている部分(しばらく「市民グラウンド」として使われていました)に、サウスピア高層マンションが建てられています。
「駅からバスで10分」なんて場所に1年半ほど住んで、「住むなら駅から徒歩圏だ」と確信して、その後、駅から近いアパート(駅から近かったけれど、国道沿いで、騒音と振動が酷かった…⇒マンションと移り住んだ私ですが、今住んでいるマンションを買ったのは見事な選択だったと思っています。
職場の人から、「会社の近くに引っ越したら?」なんて声も聞きますけれど、この街、私は凄く気に入っているんです。


と、冒頭で「都内へ向かいました」なんて書きながら、まだ電車に乗る前なんですが、きょうはここまで。
選挙報道を見ます

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あすは総選挙の投票日

2012-12-15 23:06:16 | ニュース

いよいよっつうか、早くもっつうか、ようやくっつうか、明日は第46回衆議院議員選挙の投票日です。
併せて最高裁判所裁判官の国民審査もあるし、東京都では都知事選挙もあるし、世田谷区・葛飾区・八王子市では都議会議員の補欠選挙もあるし、、、というわけで、なんとも慌ただしい師走であります。

きょうは、選挙運動最終日とあって、朝から選挙カーが何度も近所を廻っていて、やかましいったらありゃしない
こんな日は映画館に籠もるに限る とばかりに、映画を観てきました。

121215_1_01

007 スカイフォ-ルです。

実は私、映画館で007シリーズを観るのはきょうが初めて
でかいスクリーン(ものは試しとばかりに、IMAXデジタルシアターを初体験)、大音響の中で、ふんだんにアイデア手間お金身を張ったアクションを詰め込んだ作品を観るのは、なんとも楽しいひとときでした。

しかも、この「007 スカイフォ-ル」、事前に知っていた情報は、ジェームズ・ボンド役がダニエル・クレイグであることと、主題歌ADELEが歌っていることくらいのものでしたから、骨格がベタな起承転結になっていることはさておいてハラハラドキドキさせていただきました
また、ジェームズ・ボンドに(そしてMにも)「引退」という言葉が自分の中からも外部からも突きつけられているなんてのは、「21世紀の007」だなぁ~と思いました。

そして、エンドロールを眺めつつ余韻に浸っていると、エンドロールの中(Thanks to の部分)に漢字が出てきてギクリ
それも、舞台になっている上海澳門(マカオ)ではなく、

軍艦島・長崎市

なのですからビックリです。
おぉ、あのシーンか とすぐにピンときましたが、本編を観ている時には気づきませんでした
なんでも、こちらの記事によると、

安全上の問題で俳優らの撮影はなかったが、昨年7月にロケ担当者が島を撮影し、それを基にロンドンのスタジオにセットがつくられた。ボンドがクルーザーで島に向かう場面では軍艦島全景も再現された。

そうです。

来年の長崎旅行の時には、天候と時間が許せば、軍艦島(端島)に行ってみたいものです。

つづきのようなもの:2013/05/12 きょうは軍艦島日和

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ついに「お茶の間」に降臨!

2012-12-13 22:19:44 | MISIA

去年、私は、MISIA第62回NHK紅白歌合戦に出場しそうな気がしていました。
その理由は、


①MISIAのステージ衣装を何度か手がけていたコシノジュンコさんがゲスト審査員に選ばれると私が確信していた
一部でMISIAファンとして知られている井上真央さんが紅組司会者だった
③去年4月、MISIAが「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL
QUEST」NHKホールで開催した
④NHKの震災復興支援プロジェクトのタイトルとMISIAの復興応援メッセージソングのタイトルが「明日へ」で一致していた


といったものでした。


でも、結局、出場しませんでした…


ところが今年、某スポーツ紙「MISIAが紅白初出場」なんて報道が流れて、そして、後追い報道もあって、こりゃ確実な情報と期待が高まりました


そして迎えた第63回NHK紅白歌合戦出場歌手が発表される11月26日、私は帰りのクルマの中でNHKのラジオニュースに耳を傾けていた(っつうか集中させていた)のですが…、MISIAの名前はなし…


ありゃ? です。

当日の記事(こちら)のタイトルが「予定を変更して…」なのは、そんな事情があってのゆえでございます。


そのうち、MISIAは通常の出場歌手とは別に、審査とは関係ない「特別枠」で出場し、その発表は後日、なんて報道がありました。
なんだか半信半疑になりつつあったのですが、ついにきょう、正式発表がありました


121213_1_01


歌で 会いたい。」特別企画 第1弾 決定!
~地上波初!MISIAアフリカから生中継~


だそうです
そして、


中継場所はアフリカ・ナミビア共和国を予定。広大な大地と自然の風景をバックに、アフリカから日本へMISIAのパワフルな歌声をお届けする。


なのだそうで、いったいNHKはMISIAの歌声を紅白歌合戦に載せるため、どれだけお金をかけるんだ


紅白に出たくて出たくてたまらないのに出してもらえない歌手だっているというのにねぇ~。
まぁ、そこんとこは、MISIA実力ってやつでしょうか


今年の紅白歌合戦は、地上波BSの両方を録画してしまいましょうか…
あ、、、、ラジオはどうしようか…

コメント (2)
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そんな先のことはわからない

2012-12-12 22:13:01 | MISIA

「カサブランカ」という映画があります。


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発売日:2006-12-14</nobr>

冷静かつシビアに観れば、アラのある作品なんですが、そんなことを吹き飛ばすほど魅力にあふれた作品で、わたしゃぁ、学生の時に出かけた自主上映会でこの作品を観て(「ローマの休日」との豪華二本立てでした)、イングリッド・バーグマンあまりの美しさに開いた口がふさがりませんでした



そして、これでもかとばかりに繰り出される名セリフの数々

以前、このブログでも「カサブランカ」セリフを採り上げたことがありましたっけ…こちらの記事


数々の名セリフの中でも、こちら(日本語訳が素晴らしすぎます


Here's looking at you, kid. (君の瞳に乾杯)


と並んで有名なセリフっつうか、会話はこちらでしょう

ハンフリー・ボガート演じる主人公・リックと、彼に気のありそうなお姉ちゃんとの会話です。


お姉ちゃん:Where were you last night?(夕べはどこにいたの?)
リック:That's so long ago, I don't remember. (そんな昔のことは忘れた)
お姉ちゃん:Will I see you tonight? (今夜会える?)
リック:I never make plans that far ahead. (そんな先のことはわからない)


なに、これ くぅ~~ って感じデス


で、きょう、この「そんな先のことはわからない」とつぶやきたくなるような内容のメルマガが届きました。


ほぼ1年先、、、、、約3年半ぶりこちらをご参照方)だし、一時帰省して参加したいと思うのですが、まさしく「そんな先のことはわからない」です


って、一般向けにも公開のお話でした

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「災害」が消えた!

2012-12-11 23:22:41 | タウンウオッチング

中央高速道路の笹子トンネルの天井板が崩落して、何の落ち度もない9人もの人たちが亡くなった事故(「事件」かも.)から1週間経ちました。


事故現場となった上り線だけでなく、下り線も含めて通行止が現在も続いているのですが、事故の翌日から気になることがありました。


それは、道路上に表示される通行止のお知らせです。
朝に見る首都高速東名高速の「お知らせ」でも、帰りに見る国道246号線での「お知らせ」でも、こんな風に表示されていました。


中央道下り 勝沼IC~大月JCT 災害のため通行止


「災害のため」ですって…
あれが「災害」か?


私のイメージでは、「災害」というのは、地震や台風、豪雨、津波のように、人の力では到底防ぐことのできないものによって引き起こされた災いで、人間の作為・不作為や過ちで引き起こされた災い「事故」なのだと思っています。
試しに愛用の新明解国語辞典[第四版]を引いてみますと、


新明解国語辞典 第七版 <nobr>新明解国語辞典 第七版</nobr><nobr></nobr>
価格:¥ 3,150(税込)
発売日:2011-12-01

さいがい【災害】台風・洪水・地震・大火・伝染病などによる災難(と損害)。


で、


じこ【事故】①不注意などが原因で起こる人災。②何かの実施・実現を妨げる、マイナスの事情。


とありまして、私のイメージに合います


んでもって、笹子トンネルのケースだと、どう考えても、「災害」ではなく、「事故」でしょう。
それなのに、高速道路や国道でのお知らせ「災害」と表現するのはなぜ?
日本道路交通センター国土交通省警察庁の共管)の交通情報では、事故翌日から「中央道は笹子トンネルでの天井崩落事故のため…」としていたのに…

高速道路会社国交省道路局「災害」という表現で身内をかばっている…そんな印象を受けていました。


そのうち、首都高の表示板が「事故」という表現を使い始めて、悔い改めたっぽかったのですが、きのうも、国道での表示は相変わらず「災害のため通行止」で、もともと私は国交省道路局嫌いのこともあって、「ったくもう…とあきれていました。


ところが、きょうの帰り道、国道246号線で見た案内板にはこう表示されていました。


中央道 勝沼IC~大月JCT 通行止


おぉ、「災害のため」が消えた
ようやく、ちょっとは後ろめたさを感じたか?


   


この事故のことは、もうちょっと原因や状況が明らかになった段階で、改めて書こうとおもっていますが、素人的には、コンクリートに垂直に打ち込んだボルトで真下の重量物をぶら下げるなんて、かなり危なっかしい気がします。
実際、どうなのでしょうか…

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美術にどきどき、わくわく!(その5)

2012-12-08 10:59:08 | 美術館・博物館・アート

美術にどきどき、わくわく!(その4)」のつづきです。

121208_2_01

東京国立近代美術館(MOMAT)で開催中の、「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」第1部 MOMATコレクションスペシャルで一番私に響いたのはこちらの作品だったような気がします。

121208_2_02 靉光(あいみつ)の「自画像」です。

靉光は、本名:石村日郎、1907年、広島県生まれの日本人。
この作品は、中国(旧満州)への旅行から帰ってきて、1943~1944年にかけて描かれた「自画像三部作」のうち、最後に描かれた「白衣の自画像」と呼ばれるもの。
靉光は、この作品を完成させた直後に召集されて(37歳)中国大陸に渡ります。
そして、戦地で終戦(敗戦)を迎えるのですが、日本に帰還することなく、1946年1月上海で病死されました。

靉光は何を思って自画像を連作したのか、また、絵の中の靉光は何を見つめているのか…
勝手に想像するに、旧満州の空気を吸って、戦時下の日本に画家としての自分の居所がほとんどなくなったことを肌身に感じたんじゃなかろうか。
そして、新兵としてかなり歳を取ってはいるけれど、召集される可能性も感じていたのではなかろうか。
絶望的な状況の中で、画家・靉光存在の証明のために自画像を連作したのではないかと思います。
そんなことを考えながらこの作品を観ていると、なんともいたたまれない気持ちになってしまいました。

   

気分を変えて、いかにもPOPなこちらの作品。

121208_2_03

横尾忠則「責め場 1」「責め場 2」「責め場 3」
色遣い題材レイアウト、、、いかにも横尾忠則ですなぁ

「あれ どしたの?」と思ってしまうこちら

121208_2_04

田中功起「一つのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて」は、段ボール箱を持ってMOMATの中を走り回ったり、あちこちに段ボール箱を積み上げる若者たちの映像と、クロネコヤマトの段ボール箱と、MOMAT館内の椅子を乱雑に並べたおバカな作品です。
私、こんな作品も好きです。「シーシュポスの神話」を連想した、、っつうのは考えすぎでしょうか

121208_2_05 そんな私でも、こちらのインスタレーション(高松次郎「光と影」は、「面白いかも」とは思いつつも、、、、ただそれだけでした

また、「ふ~ん…」で終わったもう一つの作品がこちら。

121208_2_06 ジャクソン・ポロック「無題(多角形のための頭部)」です。
モダンアートの巨匠・ポロックに、こんな作品を描いていた時期があったとは初めて知りました
作風を変えて良かったデスねぇ

   

MOMATでは、「みんなの東今美作品人気投票」と題して、今年4月中旬から7月末日まで、MOMAT所蔵作品のうち「特に人気のある作品40点」を対象にネットで投票を受けつけていたようです(知らなかった…)。
「洋画」「日本画」「彫刻」「写真」の全部門を通じての総合1位に選ばれた上松松園「母子」その2で紹介しました)の獲得票数が106票ですから、あまり盛り上がらなかった企画だったようです(私が知らなかったことの繕いみたいなもの…

それはそうと、この投票結果のフライヤーを当日、MOMATで入手したのですが、私の目を惹き付けたのは、「写真」の第1位が植田正治「パパとママと子供たち」(36票)だったこと

121208_2_07

出たぁぁ~植田正治

約2年前に埼玉県立近代美術館「植田正治写真展-写真とボク-」を観て以来(記事はこちら)、植田正治はかなりお気に入りの写真家ですし、「家族」シリーズ大好きだし、「パパとママと子供たち」「植田正治写真展-写真とボク-」では「パパとママとコドモたち」と表記していました)は、特に気に入った作品の一つです
久しぶりに拝見しましたが、やはりステキな作品でした。

ところで、2011年1月26日の記事「植田正治さんの作品は時空を超えていた」で、参考として木村伊兵衛「青年」を載せたんですが、こちらの作品も「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」で展示されていました。
木村伊兵衛「青年」を含む第2部 実験場1950sの紹介は稿を改めます。

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美術にどきどき、わくわく!(その4)

2012-12-08 00:09:09 | 日記・エッセイ・コラム

「美術にどきどき、わくわく!(その3)」のつづきなんですが、その前に、きょう(12月7日)撮ったこの1枚から。

121207_1_01

ミニマルアートを気取ったわけではありませんで、たまたま頭上に広がる青空があまりにも「一片の雲もない青空」だったもので、思わず撮ってしまいました。

   

それはそうと、、「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」第1部 MOMATコレクションスペシャルのことを思い出すまま書いていると、そのうち展示作品のほとんどのことを書かないと気が済まなくなってしまいそうで、怖いのですが…

121207_1_02

「この絵、初めて観るけど、いいなぁ~なんて思っていたこちらの絵、これが知る人ぞ知るいわく付きの作品でした。

121207_1_03

長谷川利行「カフェ・パウリスタ」です。
説明書きを転記しますと、

パウリスタとは「サンパウロっ子」の意。1911(明治44)年にオープンし今も続く銀座店をはじめ、浅草、神田などにも店のあるカフェでした。利行は時には行列ができるほど人気だったカフェの室内を、女給だけが立つ風景として描いています。静けさが、色彩の鮮やかさをさらに引き出しています。本作は。利行が1931(昭和6)年頃に滞在していた台東区谷中の下宿屋に、家賃代わりにおいていったもの。長く行方不明でしたが、下宿屋のご子息がテレビ番組に鑑定に出したことをきっかけに、2009年度、当館が購入いたしました。

だそうです。
「テレビ番組」というのは、もちろん「開運! なんでも鑑定団」(2009年2月24日放映)。
鑑定額は1800万円だった由(MOMATの購入金額は不明)。

いったいいくらの家賃の代わりに、長谷川利行がこの絵を置いていったのか気になるところですが、MOMATの研究員、保坂健二朗さんのコチラの論文(全編を通してかなり面白い)によれば、下宿屋の現当主・福井龍太郎さんの述懐、

昭和24年頃のことです。20歳くらいだった私に向かって、秋田から来て間借していた人が、「お前のところに長谷川利行という画家の絵があるはずだ」と言ったんです。私は全然知らなかったのですが、父親が「あるよ」といい、物置にしていた部屋から引き出してきました。
そのとき父親が「この絵を描いた画家が家賃のかわりに置いていった」と言っていたように記憶しています。

を紹介した後で、

先の福井の記憶を裏付けするような記述が、吉田和正や矢野文夫の評伝の中にあるので、以下に引用しておこう。
吉田の評伝にはこうある。

聞いてみると下宿を追い立てられているのだと言った。
部屋代を滞らせていることは想像できたが、さらに聞いてみると、利行は部屋代のカタに百号の絵を差し出し、それで部屋代を相殺し、お釣りを出せと要求しているのだった。/利行はキャンバスの裏に「定価千円」と書き入れ、家主に渡したと言った。/「それで、家賃はいくら滞っているの」/「せいぜい百円ちょっとだ。」

100円ちょっとたまった部屋代を払う代わりにこの絵を差し出して、「この絵は1000円だから、お釣りをよこせ」とやったようです。
自分でその絵を売ってきて、部屋代をキッチリ払ったらよいのに…と思いますよねぇ

もっとも、保坂さんの論文によれば、「部屋代の代わりに絵を差し出してお釣りを要求する」のは長谷川利行の常套手段だった気配があって、福井さんのところに溜めた下宿代が「100円ちょっと」だったとは断言できなさそうです。
なんだか、あとの顛末も含めると、古典落語の人情ものにありそうな話ですな。

ところで長谷川利行という画家、「カフェ・パウリスタ」だけでなく、併せて展示されていた「タンク街道」ともども、なんとも強烈なインパクトを持った作品を描いているのですが、人間としては、お付き合いしたくないっつうか、お近づきになりたくない人物であったようです。
でも、そんな人間だったからこんな作品を描けたのかもしれません。

   

ホントは、ドバドバと簡潔に気に入った作品・気になった作品を紹介して第1部 MOMATコレクションスペシャルの話を終えたかったのですが、もう眠い…
っつうことで、まだまだつづく…

つづき:2012/12/08 美術にどきどき、わくわく!(その5)

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