
『裁判員制度の正体』、7月に読了。西野喜一著。講談社現代新書。2007年8月刊。
「にわか作りの裁判員制度のあまりの軽率さ、無謀さ」(p.3) がよく理解できる。裁判員制度、特に弁護システムの破壊を意図している。
第9章「この「現代の赤紙」から逃れるには ~国民の立場から~」は必読 (※1、※2: 「弁護士のくず」)。
憲法違反であることが繰り返し述べられていることが印象に (p.52、p.78、p.89、p.219)。「国費の費消」(p.143) も問題。さらに、「国民を裁判員に駆り出し、必要な場合には死刑判決をさせようという思想は、所詮、国民を兵隊に駆り出し、必要な場合には戦争をさせようという思想と同根」(p.188)。
