東京新聞の桐山桂一さんによるコラム【【私説・論説室から】こども憲法川柳をよむ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018010802000131.html)。
《残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです》。
「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?、というあまりの愚かさ。立憲主義も理解できないアベ様に平和憲法を壊憲させるなんて、正気の沙汰じゃない。《残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです》、まずはそこからでしょうに。
「こども憲法川柳」にある、《考えろ》《主権は国民》…裸の王様・アベ様の耳は鹿の耳…でなくって、ロバ耳東風。
『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判』
『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉』
『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲』
『●押付られたと嘯き壊憲するくせに、「在日米軍特権」など
「忠犬になるしかこの国に生きる道はないのか」?』
『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ』
『●「自民党の補完勢力」「自民党の2軍」癒党が野党を破壊し、
与党自公の壊憲・緊急事態条項を推進…』
『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が
改憲を断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》』
『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?』
「ヤケクソ? 言ってることが支離滅裂。「我が軍」を、9条、および、
その第2項とどう整合性をとるのか?? 戦争法の強行採決では
多くの憲法学者が反対していたのですが、そして、共謀罪もしかり。
憲法9条の壊憲に対して《自衛隊について…憲法学者の7、8割が違憲》
と言ってるので、9条を壊憲…一体どんな論理? 普通、「違憲」な
ことの方(=「我が軍」的自衛隊の存在)をまずは
《そういう状況を変えていく》、何とかするのが先じゃないのかね。
「違憲」な状況を「合憲」にする努力をせずに、憲法の方を「壊憲」するって、
何なんだ? おまけに、共産党に責任転嫁するハチャメチャぶり」
『●枝野幸男代表「安倍さんの趣味ではないか」、
室井佑月さん「個人の趣味で改憲したくて、個人の趣味で…」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018010802000131.html】
【私説・論説室から】
こども憲法川柳をよむ
2018年1月8日
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」-。さいたま市の女性が詠んだ俳句が秀句に選ばれたのに、公民館の月報には掲載拒否。二〇一四年に起きた問題を契機にして、本紙は朝刊で「平和の俳句」を募ってきた。これが昨年末に終わった。
関東弁護士会連合会では日本国憲法施行七十周年にあたる昨年、「こども憲法川柳」を募り、千六十作品が集まった。力作ぞろいだ。最優秀作品は群馬県の中学三年生。
<考えろ 見るだけ聴くだけ もう終わり>
「考えろ」は、物事を考えない風潮への痛烈な批判だと思う。優秀賞の三作品は、まずやはり群馬県の中学三年生。
<軽はずみ 一字変換 戻せない>
少し変えただけでも、意味は大きく変わってしまう。何も書いてはいないけれど、仮に憲法改正と重ね合わせると、何とも深い意味を持ってくる。東京都の中学三年生は。
<政治家よ 主権は国民 忘れるな>
これはズバリ、そのもの。千葉県の高校二年生の作品は。
<男女差別 憲法あっても 残ってる>
残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです。ところで、冒頭のさいたま市の俳句について「掲載拒否は違法」と昨年十月に判決が出た。行政が中立性というあまり、憲法アレルギーに陥っているなら、残念である。 (桐山桂一)
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