[※ 『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代共同監督) (LOFT)↑]
琉球新報の【<社説>5年内運用停止ほご また化けの皮が剝がれた】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-832636.html)。
《またもや、政府の化けの皮が剝がれた。県民に期待させるようなことを言って、時間がたつと手のひらを返す。「話くゎっちー(話のごちそう)」の狡猾なやり方は、政府の常とう手段だ。来県した岩屋毅防衛相が普天間飛行場の「『5年以内の運用停止』は難しい」と述べた。「移設作業が残念ながら遅れてきたので」と、辺野古新基地に反対する県側に責任転嫁までしている》。
《米軍普天間飛行場の運用停止について日本政府が2019年2月までの実現を発表したことに対し、米側が「空想のような見通しだ」と反対していた》訳で、元々が「空想」。普天間は世界最悪の危険さで、返還されず、辺野古は破壊「損」…あまりにデタラメなアベ様ら。
さらには、那覇空港をヨコセ!、なんてどこまで図々しいのか!! …沖縄タイムスの記事【沖縄知事「米軍に那覇空港使わせない」 普天間返還「民間施設使用も条件」の衝撃】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/109237)によると、《米軍普天間飛行場返還に緊急時の民間施設使用が条件となっている/該当するのは那覇空港だが、翁長知事は「絶対に使わせない」と明言/過去、政府から条件の説明はなく、普天閒は返還されない恐れも》。 沖縄タイムスの【社説[普天間返還の条件]那覇空港使用は許せぬ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/109780)も同様。
沖縄の人々は、「空手形」を無理やり飲まされたのだ。《政府は新基地建設強行に力を注ぐのではなく、米国に対し、一日も早い普天間飛行場の運用停止を求めることに汗を流すべきだ。これこそが危険性除去を進める早道だ》…アベ様や最低の官房長官らは、《約束》を守れよ、いい加減に。
『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に』
『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
~そうさせた「本土」の重い責任~』
『●辺野古破壊: 「いい正月になる」なんて、
仲井真氏もアベ様らも猿芝居をしていたんじゃないのか?』
『●普天間移転「空想のような見通し」の結論…
《いい正月になる》仲井真弘多氏もアベ様らも猿芝居をしていた』
「《「5年以内」がまやかしに過ぎないことは、もう誰の目にも明らかであろう。
政府は米側との協議内容をつまびらかにすべきだ。
米軍普天間飛行場の運用停止について日本政府が2019年2月までの
実現を目指す方針を発表したことに対し、米側が「空想のような見通しだ」
と反対していた》。さらに、《5年以内の運用停止は、普天間の辺野古移設に
向けた埋め立てを仲井真弘多知事が承認する際、政府に実現を
強く求めた基地負担軽減策の柱だ。知事の要望を受け、安倍政権は
最大限努力する姿勢を示してきた》そうだ。…それを、いま、アベ様らは
《まともに対米交渉をしたこともな》く、《政府自らの責任を棚に上げ》し、
《実現できないのは辺野古新基地建設に反対している知事のせいだ
と責任を転嫁》しているのです。「本土」マスコミは、なぜこの沖縄イジメを
報じないのでしょう。辺野古や高江の無残な破壊行為を報じないの?」
『●防衛局(国)が国交省(国)に依頼し、国(アベ様)に
忖度した審判を下す…ルール無視の出鱈目デキレース』
《だが辺野古新基地の建設工事が順調に進んでも運用開始は約10年後
といわれる。新基地見直しこそが危険性除去の近道なのに、
安倍晋三首相が仲井真弘多元知事と約束した「5年以内の運用停止」は
協議された形跡がない》
『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は
返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??』
「…なぜ、唯一なのか? 普天間の撤収のために、なぜ辺野古が
破壊されなければならないのか? しかも、辺野古は破壊「損」の可能性が
高いときている。そして、一体、どこが負担軽減なのか?」
「「普天間移設=辺野古破壊なはず」が無いと訴えてきましたが…
それどころの話でなくなってきた! 無茶苦茶じゃないか!
世界一危険な基地・普天間は返還されない!?
辺野古は単なる破壊損なのか??」
《安倍政権はよく「丁寧に説明する」「真摯な対話を心掛ける」というが、
実行されたことはない。特定秘密保護法、安保法制、「共謀罪」法での
世論軽視、森友・加計(かけ)問題では疑惑に正面から向き合わないなど、
いくつも指摘できるが、米軍普天間飛行場の返還条件を巡っても、
丁寧な説明とは程遠い》
《名護市辺野古の新基地が完成しても、米軍普天間飛行場が
返還されない可能性が出てきた》
『●辺野古は単なる破壊「損」なのかもしれない…
アベ様や最低の官房長官による沖縄イジメも「ずっとずっと」』
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【https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-832636.html】
<社説>5年内運用停止ほご また化けの皮が剝がれた
2018年11月12日 06:01
またもや、政府の化けの皮が剝がれた。県民に期待させるようなことを言って、時間がたつと手のひらを返す。「話くゎっちー(話のごちそう)」の狡猾(こうかつ)なやり方は、政府の常とう手段だ。
来県した岩屋毅防衛相が普天間飛行場の「『5年以内の運用停止』は難しい」と述べた。「移設作業が残念ながら遅れてきたので」と、辺野古新基地に反対する県側に責任転嫁までしている。
安倍晋三首相も2017年2月に「残念ながら翁長雄志知事に協力していただけていない。難しい状況だ」と、実現困難を表明した。政権トップから早々に努力を放棄したことは政治の堕落でしかない。
政府は、口を開けば「移設問題の原点は危険性の除去」と強調しておきながら、実態は、本気で普天間飛行場の危険性除去を考えていないことが一段と鮮明になった。
そもそも、5年以内の運用停止は、仲井真弘多知事(当時)が13年12月に辺野古の埋め立てを承認する最大の条件だった。
仲井真氏は「政府が示している辺野古移設計画は約10年を要し、その間、普天間飛行場が現状維持の状態となるようなことは絶対に避けなければならない」として、工事進展とは切り離しての運用停止を求めた。
これに対し、安倍首相は「最大限努力する」と約束した。政府はその後、19年2月までの実現を明言していた。
仲井真氏も県議会で再三「移設と運用停止は切り離すべきだ」と答弁した。当初から、5年以内運用停止と移設は別物だったにもかかわらず、翁長県政が誕生すると、政府は突然「(運用停止は)辺野古移設への県の協力が前提」と変節した。
政府は米国と粘り強い交渉もせず、県外に移設候補地を探すこともしていない。知事承認を得るための空手形だったことは明々白々だ。県民をだまし討ちにしたと言うしかなく、断じて許せない。
岩屋防衛相は知事との会談で、沖縄の基地負担について「全国で受け持てる部分は受け持っていただく」とも述べた。これも口先だけに終わるのではないか。
菅義偉官房長官も14年の知事選前に「日本全体で沖縄の負担を軽減させてもらう」と大見えを切ったが、自らの努力の形跡は見られず、県の協力だけを一方的に求めている。
政府が危険性を放置している間にも、普天間第二小への窓枠落下や緑ヶ丘保育園への部品落下、所属機の不時着など事件事故が相次いだ。
県議会は2月に即時運用停止を求める決議を全会一致で可決した。沖縄市や浦添市など多くの市町村議会も、5年以内の運用停止を求めている。
政府は新基地建設強行に力を注ぐのではなく、米国に対し、一日も早い普天間飛行場の運用停止を求めることに汗を流すべきだ。これこそが危険性除去を進める早道だ。
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